スポニチ

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 東京ドームで左腕キラーの本領を発揮する。高卒5年目にして左翼での初開幕スタメンを確実にした中川が、27日巨人との開幕戦に向け「これから頭をそってきます」と気合の丸刈りで東上する決意を口にした。

 執念とフルスイングでつかんだ開幕カードの出場だ。第1戦は竹丸(鷺宮製作所)、第3戦は山城(亜大)とともにルーキー左腕の先発が予想されている。伸び盛りの若虎にとっても、願ってもない相手だ。得意の左腕攻略へ向けて闘争モードに入った。

 「相手どうこうはあまり関係ない。でも左(投手)の方が打席に立つ機会は多かったので、慣れはあると思う。でも右から打っても、左から打っても、同じ打率なんだから」

 昨季は待望のプロ1号を含む2本塁打を記録した。すべて左投手から放った。8月7日の中日戦では金丸の直球を左翼スタンドに運び、9月3日の同戦では大野のカットボールを攻略した。左右の投手別対戦打率を見ても好相性ぶりは一目瞭然。右投手に対しては・143ながら左投手は・310を誇った。

 「もう一回気合を入れていく。シーズンで打つために練習してきた。それを出すだけ」

 今春も14日広島戦では左腕・高からアーチを描いた。オープン戦は15試合に出場し、2本塁打、7打点、長打率・476はいずれもチームトップ。打率・310も40打席以上の打者ではチームトップだった。佐藤輝も「いいスイングをする」と認める打撃を、巨人相手に爆発させるだけ。昨季の巨人戦打率・357、東京ドームでも打率・417。追い風は吹いている。

 「緊張はしています。やっぱ。思い切り白い球を打つしかない。それだけです」

 同学年の立石もファーム・リーグで左翼の場数を踏んでいる。死守するためにも打つしかない。キャンプイン以来の丸刈りに熱い思いが込められる。 (鈴木 光)