J2新潟 またもホームで勝てず…全てセットプレーからの前半3失点が最後まで重くのしかかる
「明治安田J2・J3百年構想リーグ」の第7節が20日に行われ、西A組のJ2新潟は富山に2―3で敗れ、J1だった昨年6月15日の横浜M戦以来、9カ月ぶりの本拠地勝利はならなかった。前半にセットプレーから3点を失い、後半はFWマテウス・モラエス(25)とMF笠井佳祐(23)のゴールで追い上げたが届かず。次節は29日に敵地でFC大阪と対戦する。
ホームで勝てない。9カ月ぶりとなる本拠地での白星を目指したが、サポーターに歓喜を届けることはできなかった。藤原奏主将は「負けている試合は複数失点して、落ち着かないうちに終わっている。何かを変えないと、このまま繰り返してしまう可能性がある」と危機感を口にした。
前半の失点は全てセットプレーから。11分にCKからあっさりと先制を許した。すると「全員の顔が下向きになった」と若月。37分にはGKへのバックパスの反則を取られ、間接FKから失点した。不用意にボールを失って押し込まれる時間が増えたことも大きな原因。43分には昨季まで新潟に所属していた岡本にFKから頭で決められた。3連休の初日で1万7925人が詰めかけたホームでまさかの0―3で前半終了。大ブーイングを浴びた。
試合前、船越監督は「凡事徹底。当たり前のことを当たり前にやろう」と選手に伝えた。戦う、走る、前へ――。指揮官が始動時から掲げるチームのテーマだが、若月は「前半は相手に一歩先に出られることが多かった。うまくいっていない時でも戦うことはできる。もっとやらないと」と反省。藤原奏は「もし先に失点したら(はっきりクリアして)押し込むとか、ファウルをもらってセットプレーを取りにいくとか、それくらいでもいい」と前半の戦いぶりを悔やんだ。
0―2から追い付きながらPK負けした7日の高知戦に続き、今季2度目のホーム戦も敗れた。「先に失点したとしても0―1で抑えられるのが強いチーム。勝負ができるチームになっていない。選手たちに早く成功体験を感じ取らせたい」と船越監督。流れが悪くても我慢強く戦う。本拠地であれ、敵地であれ、それが勝利を手繰り寄せる最低条件だ。(西巻 賢介)
