[3.14 J-VILLAGE CUP U-18 U-18日本代表 4-1 鹿島ユース JヴィレッジP3]

 年代別日本代表初選出のU-18日本代表FW平岡貴敬(阪南大高/2年)が、代表初ゴールを決めた。2-1の後半19分、平岡は中央からドリブルでボールを運び、右ハイサイドへ展開。そしてクロスのこぼれを回収し、「落ち着いて決めるだけでした」と右足でゴールへ押し込んだ。

「FWとしてやっぱ数字が一番大切ですし、そこで1点決めれたのはやっぱ嬉しいです」と平岡は微笑む。FW葛西夢吹(湘南U-18)が相手GKと競ったことでゴールはがら空き。幸運な形だったことは確かだが、U-18日本代表での1得点を素直に喜んでいた。

 J-VILLAGE CUP U-18初戦(○2-0名古屋U-18)は交代出場だったが、鹿島ユース戦は先発出場。「ライン間で受ける回数もあんまなかったですし、裏の意識はあったんですけど、もっとFW2人でいい関係を持って、ライン間で受けて、ドリブルからシュートを出していきたいなと思います」と振り返る。

 葛西へのスルーパスで決定機を演出したほか、上手く味方と繋がってゴールに迫るシーンもあったが、なかなかその回数を増やすことができなかった。また、最大の強みであるカットインからの左足シュートも次戦以降にお預け。絶対の自信を持つ左足シュートも、ヘディングもまだまだ磨かなければならないと感じているが、充実の初代表になっているようだ。

 平岡は大阪の強豪・阪南大高で昨年から出場機会を増やし、右サイドからのカットインシュートなどで存在感を放っていた。昨年の段階ではまだ絶対的な存在にはなり切れなかったものの、今年1月の関西トレセンU-17キャンプで鋭いドリブルを見せるなど活躍。だが、ともにプレーしたMF相澤伶実(履正社高/2年)がU-17日本高校選抜に選ばれた一方、平岡は候補合宿の機会も得ることができなかった。

 それでも自身も、周囲も驚くU-18日本代表入り。1学年上のJリーガーもいるチームは「みんな初対面」「全員、初めまして」という状況だったが、「(阪南大高の濱田豪)監督にも『オマエが一番下手やから思い切ってやってこい』『失うもんないぞ』、みたいに言われて、その通りだなと思って。みんな優しいですし、いい関係性を持ちながらできているかなと思います」。初の年代別日本代表で学ぶことができている。

「足元上手いのは当たり前で、守備の強度とか(山口智)監督が求めてる部分もありますし、切り替えとか、球際とか、やっぱ全員高水準だなとは思いました」。そして、攻撃から守備への切り替えの部分など「日々の習慣ですし、(阪南大高に)戻ってからも代表でのレベル感とかを常に意識してプレーしていきたい」と力を込めた。

 今回のU-18日本代表活動はあと2日。「やっぱり数字を残したいですし、その中でも自分の得意なプレーとかを発揮できたらいい」。予選最終戦(15日)の結果次第では、自身が入れなかったU-17日本高校選抜と順位決定戦(16日)で対戦する可能性もある。再び結果を残し、将来へ向けてしっかりと爪痕を残す。

後半19分、U-18日本代表FW平岡貴敬(阪南大高)がこぼれ球に反応


(取材・文 吉田太郎)