砂ボコリや花粉などの細かな汚れが気になる春先。この時季に、室内を清潔に保つために大切なのは、汚れを玄関で食い止めること。そこで今回は、クリンネスト1級のあゆみさんに、汚れを持ち込まないための玄関掃除のコツを伺いました。身近なアイテムで無理なく続けられる方法ばかりです。

1:玄関はウェットぶきが鉄則

掃除を始めるとき、まずはホコリを払いたくなるもの。しかし、玄関周りではかえって逆効果になることも。

【写真】玄関掃除に役立つアイテム

パパッと払ってしまうと、目に見えないほど微細な砂ボコリや花粉を空気中に舞い上げて、家の中まで拡散させてしまうからです。

微細な汚れを広げず効率よく掃除をするコツは、「ウェットシート」や「固く絞った古布」で一方向にゆっくり滑らせながらふくこと。湿り気がホコリを絡め取り、舞い上げずに吸着してくれます。

汚れたらすぐ面を変えられる使い捨てタイプなら、汚れを広げる心配もありません。

朝の新鮮な空気を取り入れながらサッとふき取るのがおすすめです。

2:盲点は「パッキン」。外のホコリを防ぐドア掃除

玄関掃除の意外な盲点なのが、ドアの縁にあるゴムパッキンやドア枠の段差です。

ドアを開閉するたびに外気にさらされるこの場所は、いわば排ガスや砂ボコリのたまり場。パッキンの溝にたまった汚れが、ドアをあけたときの気圧差で室内に吸い込まれてしまうのです。

ここでもウェットティッシュや古布が大活躍。溝をなぞるようにふくだけで、真っ黒な汚れが驚くほど取り除けます。たたきを毎日掃除するのは大変でも、ここだけピンポイントでふくなら、ほんの数秒で完了します。

リビングへ侵入する汚れの原因を断つ、非常に効率のいい掃除場所です。

3:玄関で服をはたくのはNG

帰宅時、玄関前でバシバシと服をはたいていませんか?

じつはそれ、付着した汚れを粉砕して繊維の奥に入り込ませたり、自分の顔周りにホコリや花粉を舞い上げたりする原因になるため、逆効果かもしれません。

正しい作法は、「粘着ローラー(コロコロ)」で静かに吸着させること。玄関に1本スタンバイさせておき、肩や背中をなでるように滑らせましょう。これだけで、室内へ持ち込む汚れの量を劇的に減らすことができます。

コートを玄関のハンガーにかける際も汚れが散らずに、室内の空気を清潔に保てます。

4:週1回の中性洗剤ぶきで玄関をリセット

玄関のタイルの凹凸や四隅には、砂ボコリと排ガスの油分、皮脂が混ざり合ったしつこい汚れが蓄積していきます。

これが固まると、水ぶきだけで落ちにくくなり、靴の裏を通じて家中に広がる原因に。そこで週末は、「ホームリセット」などの泡スプレーを使って、たたきをリセットしましょう。

バケツを用意する必要はありません。厚手のペーパーや古布に直接泡をのせて、ふき上げるだけでOK。中性洗剤の界面活性剤が、水ぶきでは落としきれない油分を含んだ汚れを優しく包み込み、隙間から浮かせて確実に回収してくれます。

2度ぶき不要のタイプの洗剤なら、仕上げの手間もかかりません。

ピカピカになった玄関は、汚れをブロックするだけでなく、家全体の表情を明るくしてくれます。ぜひ取り入れてみてくださいね。