シャーザーの再契約がもたらす“効能”は――序盤戦は「大きな意味を持つ」が焦点は「シーズン後半の起用法」米老舗誌が見解

シャーザーの経験はチームにとって大きな力になる(C)Getty Images
メジャー通算211勝のマックス・シャーザーが、ブルージェイズと再契約で合意に至った。契約内容は1年300万ドル(約4億7000万円)、出来高1000万ドル(約15億6000万円)と米国内で報じられている。
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悲願のワールドシリーズ制覇を目指すブルージェイズに、サイ・ヤング賞3度の実績を誇る頼もしい右腕が戻ってきた。加入1年目を過ごした昨季はレギュラーシーズンこそ5勝にとどまったものの、ポストシーズンではワールドシリーズで2試合に先発。”ゲーム7”のマウンドも任されるなど大舞台で存在感を示した。
ブルージェイズは今オフ、ディラン・シース、コディ・ポンセを獲得し先発ローテーションを強化。打線でも岡本和真の争奪戦を制するなど積極的な補強を続けていた中で、FAとなり去就が注目されていたシャーザーをふたたびラインナップに加えた。レギュラ―シーズンを勝ち抜き、さらに宿敵ドジャースから世界一の座奪還を果すための戦力として相応しい41歳との再契約に成功した形だ。
米スポーツサイト『Sports Illustrated』でも、ブルージェイズとシャーザーの再契約合意を注目のトピックとして伝えている。
同メディアは、新戦力など未知数の投手が加わり、またシェーン・ビーバーの調整遅れが囁かれるなど不安要素も抱える先発陣にとって、シャーザーが経験豊富なベテランとして「開幕直後から必要なイニングを消化できる」と評している。
また、昨季のレギュラーシーズン成績にも言及し、「85イニングを投げ、防御率5.19、ERA+82と、15年ぶりに苦戦したシーズンとなった。2011年以来最悪の数字であり、かつてのサイ・ヤング賞3度受賞投手の姿ではない」と内容を振り返る一方で、「しかし、ポストシーズンでは違いを見せた。14回1/3で防御率3.77を記録し、ワールドシリーズ第7戦では4回1/3を1失点に抑え、チームに貢献した」と指摘。
さらに、今季についても、「シーズン後半での起用法は今後の焦点となるが、チームへの経験値と直近の成功体験を兼ね備えたシャーザーの復帰は、特に序盤戦において大きな意味を持つだろう」との見通しを綴っている。
マウンド上では、どんな試合でも常に気迫溢れるピッチングをみせてきたシャーザー。新シーズンでも”マッド・マックス”の闘志がブルージェイズを力強く後押しする。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
