福間香奈女流五冠、2度目の棋士編入試験で連敗 試験官・片山史龍四段に敗れ“合格”崖っぷちに

将棋の福間香奈女流五冠(清麗、女王、女流王座、女流王位、倉敷藤花、33)が挑む棋士編入試験第2局が2月16日に東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、試験官を務めた片山史龍四段(21)に115手で敗れた。この結果、福間女流五冠は試験2連敗。五番勝負のうち3勝を挙げれば合格となるが、後がなくなった。注目の第3局は、3月27日に決定。大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、試験官は生垣寛人四段(22)が務める。
初戦の黒星から巻き返しを狙った本局は、昨年10月にプロ入りしたばかりの片山四段が立ちはだかった。後手番の福間女流五冠は、趣向を凝らした立ち上がりから中飛車を採用。これに対し、片山四段が「居飛車」で対抗する対抗形の戦いとなった。
片山四段は正面から強く前進して、主導権を掌握。美濃囲いの堅陣も光り、福間女流五冠にとっては苦しい展開が続いた。片山四段は試験官という重圧のかかる立場ながら、終始妥協のない指し回しで圧倒。福間女流五冠は最後まで力を発揮できずに、投了を告げることとなった。

福間女流五冠は、「手番が決まっているので作戦を絞って考えられたかなとは思う」としたものの、「角交換してあまりこちらが思わしくなかった。あの辺りでなんとかできなかったか。(終盤は)どう転んでも負けなのかなと思っていた」とコメント。合格へ望みをつなぎたい第3局に向けて、「(他棋戦の)対局は少なかったと思うので、集中して次に挑めたら」と語った。
福間女流五冠にとって、編入試験への挑戦は2022年以来、2度目となる。前回は3連敗で不合格となったが、結婚・出産を経て再び受験資格を獲得し、再挑戦の舞台に立っている。現役最年少の山下数毅四段(17)、そして片山四段を相手に連敗を喫し、崖っぷちに立たされた福間女流五冠。ここから3連勝を果たし、史上初の「女性棋士」誕生となるか。次戦以降、一局も負けられない戦いが続く。
次戦の試験第3局は、3月27日に大阪府高槻市の関西将棋会館で午前10時から指される。試験官は2025年10月にプロデビューした生垣四段が務める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
