Image: Astell and Kern

有線イヤホンに回帰するのか。

Appleが、2016年発売のiPhone 7でイヤホンジャックを廃止したとき、私たちを煩わせたのは、あの白いLightning - 3.5mmの変換アダプタでした。ドングルと呼ばれるものです。うっかりなくして何度買ったことか…。

増えています、もっと音を良くする「Hi-Fiドングル」

Astell and Kern「AK HC5」
Image: Astell and Kern

しかし、時代は変わったのです。Lightningポートは廃止され、USB-Cが主流に。そして、ここに来ての朗報は、USB-C経由でスマートフォンに接続する小型のドングルDACが増えてきていることです。見た目もいい感じ。

たとえば、ゼンハイザーの新作ワイヤレスヘッドホン「HDB 630」には、通常のBluetooth接続に比べて多くのデジタル情報をスマートフォンと伝送できる小型のUSB-Cドングルが付属しています。

HDB 630 ゼンハイザー(Sennheiser) ワイヤレスヘッドホン
87,000円
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他にも、磁石でスマートフォンに取り付けられるddHiFiのものや、小さなMP3 プレーヤーのようなAstell and Kernなど、ワイヤレスイヤホンなどにドングルDACを付属して販売するメーカーが増えています。

ddHiFi「TC44Grip」
Image: ddHiFi

そもそもDAC(デジタル/アナログコンバーター)とは、オーディオの音質向上を目的に設計された小型デバイスのことです。

技術的にはすべてのスマホに搭載されていますが、専用DACは信号変換能力がはるかに高く、サンプルレートなどを大幅に向上させることができます。

Bluetooth接続は便利ですが、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンへの伝送時に大量のデジタル情報が失われ、結果として音質が低下します。ロスレスオーディオなどもワイヤレスでは機能しません。

Image: ddHiFi

この「Hi-Fiドングル」という新しいトレンドのいいところは、すべての人に強制されるわけではないということです。

ワイヤレスイヤホンやヘッドホンでのBluetooth接続に問題ないのであれば使わなくていい。でも、有線オーディオが好みで、お気に入りのイヤホンやヘッドホンを最大限に活用したい人には、ドングルDACはぴったりってことなんです。