『チェンソーマン 刺客篇』©藤本タツキ/集英社・MAPPA

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 藤本タツキのマンガを原作とするアニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作が決定し、ティザービジュアルとティザーPV が公開された。現在、劇場で大ヒットを記録している劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の続編がはやくも発表されたことで、ファンのあいだでは期待の声が高まっている。

参考:『チェンソーマン 刺客篇』制作決定 デンジを狙う刺客が登場するティザーPV&ビジュアルも

 『チェンソーマン』の原作は2018年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が始まり、2020年に第1部が完結。その後『少年ジャンプ+』にて第2部が連載されており、コミックスの累計発行部数は3,400万部を突破している。

 TVアニメの第1期が放送されたのは2022年のことで、その続きとなる『レゼ篇』は2025年9月に劇場公開がスタート。同作の国内興行収入は12月16日の時点で96億円を突破しており、100億円の大台到達が目前に迫っている(※)。さらに日本以外の国々でもヒットを記録しており、北米では初週に週末興行収入ランキングで1位を獲得するという快挙も成し遂げていた。

 新作として発表された『刺客篇』は、『レゼ篇』の続編にあたり、これまでと変わらずMAPPAがアニメーション制作を担当。ティザービジュアルやティザーPVには、デンジの心臓を狙う刺客たちの姿が描かれている。

 驚きなのは、詳細な情報がほとんど明かされていない段階にもかかわらず、すでにSNSで大きな盛り上がりを見せていること。ティザーPVの再生数はわずか1日で245万回を突破しており、公式X(旧Twitter)による制作発表も約19万のいいねと640万以上のインプレッションを記録しているほどだ。

 元々『チェンソーマン』はジャンプ作品のなかでも屈指の人気作ではあるが、『刺客篇』の注目度がここまで高まっているのは、やはり『レゼ篇』の影響が大きいだろう。

 『レゼ篇』がファンを驚かせた理由の1つは、TVアニメ版と比べて作風が原作寄りになっていたことにある。キャラクターデザインやシリアスとゆるい空気が入り混じった独特の雰囲気など、作品全体が“藤本タツキ節”を感じさせる仕上がりとなっていた。

 さらにその上で、アニメならではの“肉付け”を行っていたことも大きな特徴。元々原作は単行本1.5巻分という短い尺だったが、原作のテイストを壊さず、その魅力を膨らませる形でアニオリ描写を追加している。アニメーション表現の快楽を突き詰めたようなバトルシーンはその典型だが、ヒロイン・レゼの魅力を120%引き出してみせた演出の力も特筆に値する。

 多くのファンはそんな『レゼ篇』のクオリティに衝撃を受けたからこそ、『刺客篇』への期待を募らせているのではないだろうか。ちなみに『刺客篇』のボリュームも2巻分と短めなので、原作を補うかたちでの肉付けが行われる可能性は高いだろう。

 なおファンのあいだでは、ティザーPVの絵柄が藤本タツキ本人の手になるものと見まがうほど原作に似ていることも話題を呼んでいるようだ。“理想のアニメ化”をふたたび実現してくれることを楽しみにしつつ、続報の発表を待ちたい。

参照※ https://realsound.jp/movie/2025/12/post-2256875.html(文=キットゥン希美)