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ニュルブルクリンクでテスト走行中

BYDの高級車ブランドであるデンツァ(騰勢、Denza)は、2026年に欧州で新型スポーツカーを発表し、その翌年には販売を開始する予定だ。

【画像】性能重視の高級ブランド、スポーティなモデルも続々と【デンツァの『Zコンセプト』と『Z9 GT』を詳しく見る】 全17枚

デンツァは、BMWやメルセデス・ベンツなどに対抗するブランドであり、欧州市場にはシューティングブレーク『Z9 GT』、高級ミニバン『D9』、SUV『B5』を投入している。これに続いて、フラッグシップモデルとして2ドア・クーペの『Z』を追加する予定だ。


上海モーターショーで公開されたコンセプトモデル『Z』    AUTOCAR

今年初めの上海モーターショーではZのコンセプトモデルを公開。ポルシェ911やメルセデスAMG GTのような、性能重視のEVとなることが明らかになった。

モデルの詳細はまだほとんど明らかになっていないが、ステアバイワイヤ技術、磁性流体サスペンション、先進技術を駆使したドライバー中心のハイテクコックピットを採用するという。

Z9 GTと同じ3モーター駆動システムを採用する可能性があり、その合計出力は950psを超えるかもしれない。「カニ歩き」や「タンクターン」など、特徴的な機能も引き継がれるだろう。

コンセプトモデルの公開後、ドイツのニュルブルクリンクで量産バージョンのプロトタイプが目撃され、ラップレコードへの挑戦や欧州発売の可能性が浮上した。そして今回、BYDのステラ・リー副社長がAUTOCARに対し、英国への導入計画を正式に認めた。

Zは欧州市場におけるデンツァブランドの象徴的なモデルとして位置づけられるのかという質問に対し、リー氏は来年7月に開催予定のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで同車を展示した後、ショールームへ導入すると答えた。

コンセプトモデルは『Z』と命名されていたが、リー氏によれば量産車の名称は「機密事項」であり、異なる名称が採用される可能性もあるという。

リー氏は、既存ブランドに対するデンツァの優位性として、技術力に重点を置いている点を強調した。

「他ブランドの新型高級車を見ると、単にエンジンを強力にし、インテリアデザインをエモーショナルにしただけで、根本的な革新はありません」

一方、Z9 GTはタンクターンやドリフト、半自動運転、0-100km/h加速2.7秒、超急速充電「フラッシュチャージ」を実現しており、こうした技術をデンツァブランドのマーケティング戦略における柱とする。

「これは技術によってエレガンスを再定義するものです。エモーショナルな結びつきという点で、これこそがデンツァの強みです。『本当に試乗したい』と言っていただけるようなクルマを目指します」とリー氏は力を込めた。