最新の冬用タイヤ準備前線 日本海側の平地では今月中に交換を

日本気象協会は「冬用タイヤ準備前線」を発表しました。
北日本、東日本の内陸を中心に、すでに冬用タイヤの装着が必須となっています。東〜西日本の日本海側では平地でも、遅くとも11月中には交換が必要です。
冬道を運転される方は、必ず冬用タイヤへの交換を行ってください。
冬道エリア拡大 全国的に今月中の交換が必要
日本気象協会は12日(水)、ドライバーの皆さまに冬期の道路を安心・安全に運転いただくため、冬用タイヤの準備・交換時期の目安となる「冬用タイヤ準備前線」を発表しました。先月10月21日に発表した情報の更新版です。
東〜西日本の日本海側では、平地でも、遅くとも今月中の交換を心がけてください。12月は冬型の気圧配置が強まるタイミングがあり、日本海側で雪が多くなるおそれがあります。
冬道を運転される方は、必ず冬用タイヤへの交換を行ってください。急な寒波で慌てないためにも、早めの準備をおすすめします。
冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3)時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。
ノーマルタイヤの危険性 雪道では必ず「冬用タイヤ」の装着を

雪道では、タイヤチェーンや冬用タイヤを装着した車での走行が法令で義務付けられています。ノーマルタイヤで雪道を走行すると、タイヤが低温で固くなり吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。
「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、大きな事故につながりかねません。雪道を時速40kmで走ったときのブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。
また、「タイヤチェーンがあれば冬用タイヤはいらない」わけではありません。タイヤチェーンを巻いたノーマルタイヤは、雪道を前に進むことはできるようになるものの、ブレーキのききが悪く危険です。事故を起こして後悔しないよう、降雪に備えて早めに冬用タイヤを用意しましょう。
なお、新品の冬用タイヤには慣らし走行が必要です。購入したばかりのタイヤは表面に少し硬めの薄皮が張られています。これがほぼなくなるまで摩耗(まもう)させることにより、グリップ力が向上し、本来のタイヤの性能を発揮できるようになります。
新品の冬用タイヤを購入したらすぐにタイヤ交換を行い、雪が降る前までに、距離にして100kmくらいを目安に慣らし走行をしましょう。新品を用意する予定の方は、より早めのタイヤ交換を心がけてください。
