[6.28 クラブW杯決勝T1回戦 ベンフィカ 1-4(延長) チェルシー シャーロット]

 クラブW杯は28日、決勝トーナメント1回戦を行い、ベンフィカ(ポルトガル)とチェルシー(イングランド)が対戦。チェルシーが延長戦の末、4-1で勝利した。1-0で迎えた後半41分に悪天候で約2時間中断した後、後半アディショナルタイムにベンフィカに追いつかれて1-1で延長戦へ。しかし延長戦で3得点を決め、試合時間4時間半超えの試合を制した。日本時間5日の準々決勝でパルメイラス(ブラジル)と激突する。

 バイエルン(ドイツ)と同組ながらもグループC首位通過を果たしたベンフィカと、フラメンゴ(ブラジル)に苦杯を舐めさせられてグループDを2位で通過してきたチェルシーによる欧州勢同士による一戦。

 前半19分に決定機を創出したのはチェルシーだった。PA内右からFWリアム・デラップが送ったラストパスの流れから、DFマルク・ククレジャがPA内左でフリーに。寄せてくる相手をかわして右足のシュートを放つも、ゴールライン上のDFアントニオ・シウバにヘディングでクリアされてしまった。

 直後の20分にはPA内左に持ち込んだMFコール・パーマーが放った鋭い左足のシュートが枠を捉えるも、GKアナトリー・トルビンに右手1本で弾き出されてしまう。さらに、38分にはMFロメオ・ラビアのスルーパスからPA内に侵入したククレジャが左足のシュートが放つが、好反応を見せたトルビンにまたもや右手1本で阻まれてしまい、ネットを揺らすには至らなかった。

 チェルシーがゴールに迫る場面を創出しながらも0-0のまま後半を迎えても、チェルシーが押し込み、ベンフィカが耐える時間帯が続く。すると、19分、左サイドで得たFKをDFリース・ジェームズが意表を突いて直接狙うと、ニアサイドを抜いたボールがネットを揺らしてチェルシーがついに先制に成功した。

 34分にはククレジャのスルーパスから抜け出したデラップがトルビンをかわしてネットを揺らすも、これはオフサイドの判定でノーゴール。すると、41分に悪天候によって試合は一時中断となり、両チームの選手は一度ロッカールームへと引き上げた。また、観客もスタンドから一時避難した。

 約2時間の中断を経て試合が再開されると、45+3分にFKの流れからDFマロ・ギュストがPA内でハンドを犯してベンフィカがPKを獲得。キッカーを務めたMFアンヘル・ディ・マリアがきっちりとネットを揺らし、ベンフィカが土壇場で試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半終了のホイッスルが吹かれ、延長戦に突入すると、開始2分でベンフィカはFWジャンルカ・プレスティアーニが2度目の警告で退場処分となる。数的不利ながら、ディ・マリアを中心に果敢に決定機を創出。それでも延長前半は1-1のまま折り返した。

 延長後半4分、チェルシーが歓喜の瞬間を迎える。 MFモイセス・カイセドが中盤でボールを奪ってカウンター。パーマーがドリブルで前進し、左にパスを出す。走り込んだカイセドのシュートは一時ブロックされるが、ファーサイドに詰めたFWクリストファー・エンクンクが強引に押し込み、勝ち越しゴールを挙げた。

 延長後半9分、チェルシーはMFペドロ・ネトが単騎突破から3点目。2分後にはMFキアナン・デューズバリー・ホールがダメ押しの4点目を沈めた。日本時間午前5時から始まった試合は9時40分に終了。4時間半を超える試合時間を経て、チェルシーが準々決勝進出を決めた。