扁桃炎に効果がある市販薬はある?おすすめ市販薬とその選び方
扁桃炎とは?原因と症状
扁桃炎になると、のどの痛みだけではなくさまざまな症状を引き起こします。
ときには重篤な疾患へとつながる可能性もあります。
はじめに、扁桃炎の原因や症状について解説します。
原因
扁桃炎とは、扁桃に炎症が起きたものです。
扁桃とはのどの奥にある器官で、口や鼻から入ってきた異物から体を守る働きを持っています。
人の体はウイルスや細菌に対して抵抗力を持っており、健康な状態であれば、多少病原体が体内へ入ってきても、免疫が働いて病原体を駆除してくれます。
しかし、急激な気温の変化や空気の乾燥、体の疲れやストレスなどにより、免疫機能が低下する場合があります。
その際、扁桃に付着したウイルスや細菌が増殖してしまうと、扁桃に炎症を起こします。これが扁桃炎です。
症状
扁桃炎を起こしてしまうと、扁桃は大きく腫れてしまいます。
初めはのどの違和感やイガイガ感だけですが、腫れが酷くなると痛みも酷くなります。
のどの奥にある器官ですので、食事の時に腫れた扁桃に飲食物が触れると痛みが生じ、重症例では食事が摂れなくなることもあります。
他にも悪寒や高熱、全身倦怠感、関節痛などの症状が現れることがあります。
扁桃炎を繰り返し、治療が不十分な場合、慢性扁桃炎となることがあります。
扁桃の腫れは酷くありませんが、扁桃の周囲に炎症が残り、膿が溜まります。
それが原因となり、頭痛や耳の痛みが生じることもあります。
慢性扁桃炎の場合には、合併症を起こすこともあります。
関節リウマチや腎炎を併発することもあるため、注意が必要です。
扁桃炎で困った時に!市販薬の選び方
のどの腫れや痛み以外に気になる症状があるかどうかで、使用する薬のカテゴリーが変わってきます。とにかくのどの症状を治したい場合は、抗炎症成分を含む鎮痛剤を使うことをおすすめします。また、扁桃炎は風邪症状を併発することも多いので、せき・痰、くしゃみ・鼻水などの対症療法成分を含む、総合感冒薬も一つの選択肢となります。
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のどの痛みが強いとき
のどの痛みと同時に腫れ、炎症を抑えることができる飲み薬が効果的です。一般的な解熱鎮痛剤でも痛みは抑えられますが、トラネキサム酸、グリチルリチン酸またはアズレンスルホン酸ナトリウムなどの抗炎症成分が含まれていると、のどの腫れも和らげることができます。さらに、炎症部分の粘膜組織を正常にするビタミンB類やビタミンCなどが含まれていると回復の助けになります。
痰が絡むとき・耳が痛いとき
痰が絡んだり耳が痛んだりする場合、通常の風邪と同様の対症療法を行ったほうがよいと考えられます。総合感冒薬にはブロムヘキシン塩酸塩やLカルボシステインなど、痰の排出を促す成分が含まれています。また、耳の痛みに対してはのどの痛みと同様に、解熱鎮痛成分や抗炎症成分が効果的です。耳まで痛む場合は、総合感冒薬の中でも痛みをメインとした商品を選ぶとよいでしょう。
発熱の症状があるとき
扁桃炎では、発熱を伴う場合もあります。発熱が続くと体力を消耗してしまうため、できるだけ早く対処したいところですよね。
発熱の症状があるときには、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛成分を含む市販薬がおすすめです。NSAIDsは熱を下げる働きとともに、のどの痛みの原因となっている炎症も抑える作用も有しています。
授乳中・子供に使える市販薬
授乳中の方や子どもでも使える市販薬を探している方には、アセトアミノフェン製剤や漢方薬がおすすめです。
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分の1つで、胃腸への負担がすくなく子どもから大人まで幅広く使用されます。国立成育医療研究センターでは、授乳中に安全に使用できると考えられる薬として紹介されているため、授乳中でも問題なく使用できると考えて良いでしょう。
