建物や植生、建築物同士の距離などをもとに、写真に写っている場所がどこなのかを秒単位で高精度で予測する「GeoSpy」というAIツールが、法執行機関を対象として販売されていることをニュースサイト・404 Mediaが報じています。

The Powerful AI Tool That Cops (or Stalkers) Can Use to Geolocate Photos in Seconds

https://www.404media.co/the-powerful-ai-tool-that-cops-or-stalkers-can-use-to-geolocate-photos-in-seconds/



404 Mediaによると、GeoSpyを開発しているのはボストンに拠点を置くGraylark Technologiesという企業です。

マーケティング資料によると、GeoSpyは世界中の何百万もの画像でトレーニングを行っていて、建築様式や土壌特性、建物の空間関係などの地理的マーカーを識別することで、特にアメリカで強力な特定能力を発揮するとのこと。

GeoSpy Pro - Teaser - YouTube

404 Mediaは実際にGeoSpyアカウントを作成。ロボットタクシーで女性に対する嫌がらせを行っていた男性の所在地を調査し、サンフランシスコの特定地点を検出。また、ユナイテッド・ヘルスケアの社長が路上で殺害された画質の悪いニュース映像をもとに、ニューヨーク市の特定地点の検出にも成功しています。

さらに、ロサンゼルスで起きている火災の写真を分析したところ「特定のビーチに近い場所」というような情報を得ることができたとのこと。

Graylark Technologiesの創業者であるダニエル・ハイネン氏はDiscordに「我々は法執行機関のために取り組んでいます」というメッセージを投稿していますが、実際には404 Mediaがアカウントを作れたように誰でも使用できる状態にあり、404 Mediaは「ストーカーも使うことができたのではないか」と懸念を示しています。

ただし、この件について404 Mediaが問い合わせを行ったところ、GeoSpyへの一般からのアクセスが遮断されたとのことです。

なお、デモは以下のURLから引き続き利用可能です。

Dashboard | Geospy

https://app.geospy.ai/