「SBIプレミアムセレクト」が伸びたのは、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」「HSBC インド・インフラ株式オープン」「日経平均高配当利回り株ファンド」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」の4ファンドがけん引したためです。

 この中で「HSBC インド・インフラ株式オープン」と「日経平均高配当利回り株ファンド」の2本は、2023年12月スタート当初「SBIプレミアムセレクト」ではなく、2024年2月から「SBIプレミアムセレクト」になりました。「HSBC インド・インフラ株式オープン」は、インド株ファンドの比較においてパフォーマンスが優れているため採用し、「日経平均高配当利回り株ファンド」は、「日本好配当リバランスオープン」の販売停止決定に伴う代替ファンドとして選んだものです。「SBIプレミアムセレクト」は、長期の視点を重視しつつ、適宜入れ替えを行うことで好成績アクティブファンドにおけるヒット商品を広げていきたいと考えています。

 また、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は、「SBIセレクト」を構想している段階では、当社の取扱商品ではありませんでした。定量評価で成績の優れたファンドを選定していくと、特定の販売会社だけで取り扱っている「専用ファンド」の中に成績の良いファンドがみつかることがあります。その場合、運用会社に対して当社でも取り扱わせてほしいと交渉します。その交渉の結果、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は2023年10月に当社でも取り扱いができるようになり、12月スタートの「SBIプレミアムセレクト」にラインアップできました。交渉の結果、必ずしも当社で取り扱いが可能になるわけではありませんが、優れたファンドをラインアップに加える努力を続けています。

 一方、投資信託についてお客さまの保有金額に応じて毎月ポイントが獲得できる「投信マイレージ」では、「SBIプレミアムセレクト」15本は、1000万円未満が0.15%(通常の1.5倍)、1000万円以上保有時は0.25%です。「SBIプレミアムセレクト」の残高が大きく伸びた要因の1つには、この「投信マイレージ」の優遇も評価していただいたものと感じています。

 ――1周年を機に「SBIセレクト」のラインアップの見直しを行いましたが、見直しにあたって重視したポイントは?

 カテゴリーごとの相対評価から、長期の好実績ファンドとはいえなくなってきたファンドは、思い切って除外しました。これは定量評価で行っていること、また、複数社のファンドレーティングを参考にしているため、投資家の皆さま、また、運用会社の方にも納得感があるのではないかと考えています。

 ボリュームゾーンのカテゴリーである「国内株式」「米国株式」「全世界株式」は今回除外した数よりも新規採用数が少なく、今回採用されたファンドは定量評価で厳選されたファンドだといえると存じます。重視するのはパフォーマンスがメインですが、残高や資金流入動向も加味して総合的に判断しています。

 ――2年目が始まりましたが、今後の「SBIセレクト」「SBIプレミアムセレクト」の展望について教えてください。

 ネット証券の「成長投資枠」の利用は、ほぼ半数が株式、残りが投資信託という状況です。「成長投資枠」で利用されている投資信託は、「つみたて投資枠」と同じになっているお客さまも多いようですが、「成長投資枠」には「つみたて投資枠」にはない魅力のあるファンドがあります。「成長投資枠」におけるポートフォリオの組み方は、本来はお客さまニーズによって異なるべきです。私どもから積極的に魅力的なファンドの情報を提供することによって、お客さまに合ったポートフォリオを構築するためのツールとして「SBIセレクト」を参照していただきたいと考えています。