トークイベントに出席した郭泰源氏(右)

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(台北中央社)「オリエンタルエクスプレス」と呼ばれた元西武右腕の郭泰源(かくたいげん)氏。1983年のアジア野球選手権大会では、1日で2試合に登板し、合わせて17回を投げ、最速154キロを記録したという。

台湾の野球殿堂「台湾棒球名人堂」は17日、元スター選手を招き、トークイベントを開催。元統一ライオンズの曽智偵氏は、83年の郭氏の活躍について韓国戦の途中から登板し、同じ日の日本戦にも出場したと振り返った。試合の間の休憩時間は30分しかなく、投球数は合計200球を超えていたとし、台湾野球史に残る伝説だと語った。

曽氏は、試合中に待機していた郭氏のエピソードも披露。韓国戦の最中、武術の達人たちの活躍を描く「武侠小説」を楽しんでいたといい、登板を知らせる連絡を受けるまで読み続けていたと明かした。郭氏は「当時は神経が図太かったのだと思う」と笑った。

台湾の球界で「鬼コーチ」と恐れられた林敏政氏も出席し、思い出を語り合った。郭氏は林氏に感謝の思いを伝え、「日本のトレーニングもきつかったが、林コーチの非人道的な訓練のおかげで日本は天国だと思えた」と話し、笑いを誘った。

(謝靜雯/編集:楊千慧)