パンダの「団団」を見守る台北市立動物園の職員ら=同園提供

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(台北中央社)台北市立動物園は18日、ジャイアントパンダの雄「団団」に17日、てんかん発作が立て続けに4度出現したと明らかにした。医療チームは団団に薬を投与し、体調を夜通し観察したという。団団は18日午前に目を覚ましたものの、後ろ足に力が入らない様子で、園は観察を続けていくとしている。

園によれば、団団は17日午前から元気がなく、食べ物にも興味を示さなかったため、観察を強化していた。1度目の発作が起きたのは午後4時41分。発作は2分ほど続いた。同58分や6時28分、7時33分にも発作が起き、薬で症状を抑えたという。獣医の鄭秋虹さんによると、2〜4度目の発作の時間は約1分半で、4回とも持続時間は短かった。

団団には8月下旬にもてんかん発作とみられる異変が生じており、9月に行った精密検査で、左大脳半球の一部に液化壊死が見つかつていた。同園の頼燕雪・獣医室主任は、今回の発作の原因が脳の病変か消化器の不調によるものかは断言できないと説明。一方で、投薬で発作が抑えられ、はっきりとした副作用も出ていないため、今後も発作がでなければ薬の効果は上々だとの見解を示した。

同園の広報を担当する曹先紹さんは、世話の過程では症状が現れる頻度や持続時間の長さにとりわけ注意を払う必要があるとし、頻度が高まり、持続時間も長くなれば警戒信号は強まると指摘。団団の行動や生理的変化を緊密に観察し、今後の判断ができるよう科学的根拠を集めていきたいと話した。

(陳怡璇/編集:名切千絵)