最終関門への対策はバッチリ 坂口瑞菜子が3度目の正直へ(撮影:ALBA)

写真拡大

11月1〜4日の4日間、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストが行われる。各地の予選を勝ち抜いた選手らが、ここでJLPGA正会員入り=来季からのツアー出場権を手にするために挑む“大一番”だ。上位20位タイまでに入ることができれば晴れて合格、という厳しい戦いを目前に控えた選手は、今、どんな心境で本番を待っているのか。

昨年2度行われたプロテストでは、ともに最終まで進みながら悔し涙を流すことになった。「かすりもしない落ち方でした」。坂口瑞菜子(みなこ)は、当時のことをこう振り返る。4日間のスコアは、6月が5オーバー、11月が17オーバー。初挑戦となった2019年は2次予選で敗退していただけに、進歩は感じられたが、合格ラインに設定される20位タイには遠く及ばなかった。
「今年は計画的にトレーニングやスイング改造をやってきて、いい感じでゴルフの調子も上がっています」。この取り組みは、2度目の最終テスト会場になった城陽カントリー倶楽部(京都府)で苦労した経験からきている。「グリーンが硬くて速くて、球の高さが求められる会場でした。飛距離も、球の高さも足りてなかったので、そこはすごくやってきました」。
3年前から指導を仰ぐのは、日本ツアー7勝を誇る今野康晴。「ドローボールが持ち球なんですけど、悪い時はドローの幅が大きくなってしまう。できるだけクラブパス(インパクト時のヘッドのインアウト・アウトイン)に気をつけてます」。ここをポイントに、師匠とともに拠点の千葉でスイングを作り上げてきた。
最終テスト会場に流れる独特の雰囲気については、「あまり気にしない。自己中です(笑)」とあっけらかんと笑い飛ばす。目標にする選手には「強気なプレーがすごい好き」と2017、19年賞金女王・鈴木愛の名を挙げる。「ドライバーは曲がらないほう。でも2次予選はボールを置きにいったのがよくないと反省しました。自信をもって振り抜きたい」。3度目の最終テストでは、最後まで自分を信じ抜く。
「上位で通過したいです。焦らずに、やってきたことを信じて」。明るい笑顔とハートの強さは、プロになってからも必ずや武器になる。今年、大学を卒業したばかりの23歳が、茨城でツアーへの第一歩を踏み出していく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>