中国ファンが推し活、台湾のバスに「中国へようこそ」 修正も簡体字残る=facebook.com/hsuchiapeiから

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(台北中央社)アイドルなどを応援する「推し活」の一環として、個人で出稿する「応援広告」。タイの俳優の台湾訪問に合わせ、中国のファンクラブが台北市のバスに出したラッピング広告が議論を呼んでいる。

広告を出したのは、タイのBL(ボーイズラブ)ドラマに出演する俳優の中国のファンクラブ。バスの運行開始を前に、23日にツイッターで公開された広告のデザインには、俳優の名前と共に「中国歓迎你」(中国へようこそ)と、中国で使われる簡体字で書かれており、台湾のユーザーから不満が噴出した。

バスの運行を管理する台北市公共運輸処などにも抗議が寄せられ、広告から「中国」の文字は削除された。だが、簡体字は残った。バスは25日から来月7日まで、ドラマのイベントが行われる信義区などを走る。

同処によれば、現在の規定では、選挙関連の広告については審査するが、商業目的のものは審査が不要で、簡体字の使用を禁じる規定もないという。

台北市の許家蓓市議(民進党)は25日、フェイスブックを更新し、この問題について多くの市民から意見があったと明かした。「言論の自由は当然、保障されなければならない」としつつ、バスが「統一戦線工作」の道具として利用されることに危機感を示した。

(陳怡璇/編集:楊千慧)