2018年のリムパック=facebook.com/RimofthePacificから

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(ワシントン中央社)米下院は14日、2023会計年度の国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決した。米海軍主催の「環太平洋合同演習(リムパック)」への台湾の招待など台米のパートナー関係を強化する内容が盛り込まれた。

米下院が公表した法案の概要によれば、法案では台湾の防衛に対する米国の支援のほか、米インド太平洋軍が中国を気にする必要はなく、台湾と合同演習を実施する権利を有していることや、2024年のリムパックへの台湾の招待が明記された。

このほか、民主党のアミ・ベラ下院議員は同日、ツイッターで、「台湾の平和と安定法案」が国防権限法の修正案の一つとして可決されたと明らかにした。同法案は台米関係を強化するとともに、台湾への脅迫や台湾の孤立を図る中国に対する抑止を強める内容で、ベラ氏と共和党のスティーブ・シャボット下院議員が共同で提出した。

台湾やその他のインド太平洋地域の同盟国への武器の引き渡しが遅れている理由の説明と早期の引き渡しをバイデン政権に求める法案も修正案として可決された。共和党のヤング・キム下院議員とマイケル・マコール下院議員が共同で提出した。

国防権限法案は賛成329、反対101で可決された。上院版は先月16日に軍事委員会で可決されたが、本会議では採決されていない。上院本会議で可決されれば、上下両院での法案のすり合わせを経て両院で再びそれぞれ採決される。両院を通過した後でホワイトハウスに送付され、大統領の署名によって成立する。

(江今葉/編集:名切千絵)