フリマアプリやネットオークション上に、大量に出品されているクルマのスペアキー。そのなかには昔ながらの鍵のみならず、近年主流となっているスマートキーも多く出品されています。

これらは、一体どのような目的で使用するものなのでしょうか?

中古のスペアキーはそのまま使える?

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クルマの鍵はキーレスキーやスマートキーなどがありますが、近年ではドアに近づく・触れるだけで解錠や施錠でき、ボタン1つでエンジン始動・停止ができるスマートキーが主流となっています。

スマートキーは電子化・高度化した鍵のため、スペアキーを作成する場合費用が高額になりがちです。ディーラーで購入する場合は3万円以上することも多く、高級車や輸入車の場合は10万円近くかかることもあります。

中古車市場において、スペアキーがないクルマは想像以上に多いです。そのため、中古車を購入した場合に鍵が1つしかないこともあり、念の為スペアキーが欲しいというユーザーも一定数います。

また、中古車販売店が中古スマートキーをネット経由で仕入れるというケースもあります。『ディーラーに新品を注文すると高額になる』といった理由からネットで購入し、スペアキーを揃えておくという場合もあるようです。

■中古のスマートキーは使えるの?

当然ながら、中古のスマートキーはそのままでは鍵を開けることも、エンジンをかけることもできません。そこで、スマートキーの初期化や再登録が必要となります。

しかし、ディーラーでは一度登録されたスマートキーを他のクルマに再登録することができないケースもあります。防犯上の理由などもあり、作業を断られることも珍しくありません。

とある鍵専門業者によると、「ディーラーでは中古のスマートキーの再登録を断られることもあるため、専門店に持ち込んでスペアを作成する方もいらっしゃいます。

しかし、『見た目が同じだから』という理由で購入したものの、車両に適合していないケースもあります。

見た目が同じでも、内部の基盤の番号が異なる場合は登録できないことが多いです。中古のスマートキーを購入する場合は、適合するかどうかの確認も必要となります。」とのことでした。

中古スマートキーは一定の需要あり?

ネットオークションやフリマアプリなどで、中古のスマートキーを購入するメリットは、費用を安く抑えられる点でしょう。中古車店はクルマを販売する際にスペアキーを用意しておくこともできますし、個人の場合でも紛失した際などに安く購入することができます。

ディーラーでの新品購入は高額のため、ネット上で流通している中古の鍵は、安く簡単に手に入れるための手段として一定の需要があるといえそうです。

しかし最近の鍵はイモビライザーを搭載し、防犯性能が高くなっていることも多く、簡単に初期化や再登録ができなくなっています。

メーカーや年式によっては、新品でしか登録できない車種もあるらしく、中古で買ったからといって、必ず使えるようになるわけではないということを頭に入れておいたほうが良いかもしれません。