リチウム製造企大手の江西贛鋒鋰業(002460/深セン)は24日、子会社が進めているメキシコのリチウム粘度鉱床買収について進展があったと発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 リチウム製造企大手の江西贛鋒鋰業(002460/深セン)は24日、子会社が進めているメキシコのリチウム粘度鉱床買収について進展があったと発表した。

 贛鋒鋰業は5月6日、全額出資の子会社である上海贛鋒国際貿易が、メキシコのソノラ州にある大規模なリチウム粘度鉱床の採掘権を持つ英国のリチウム生産企業バカノラリチウムの発行済株式を1億9000万ポンド以下で購入することに同意した。上海贛鋒は買収前の時点でバカノラリチウムの株式を17.41%保有する筆頭株主だったが、この取引後には100%の株式を保有することになる。

 贛鋒鋰業の公告によれば、ソノラ州のリチウム鉱床プロジェクトは世界最大級のリチウム資源プロジェクトであり、約882万トンの炭酸リチウムに相当するリチウム埋蔵量と推定されている。5月6日時点でプロジェクトは始動していないが、採掘が始まれば年間の水酸化リチウム生産能力は2万トンに達する見込みだ。

 そして、贛鋒鋰業は24日に発表した公告で、先日上海贛鋒国際からバカノラリチウムの株式買収についてメキシコ政府の認可が降りたとの通知があり、現在までに、すでに75%を超えるバカノラリチウムの株主が買収を受け入れたとした。また、バカノラリチウムはロンドン証券取引所に上場取り消しの申請を出し、申請は2022年1月26日に発効予定であると伝えた。

 贛鋒鋰業は2000年に設立された、世界大手のリチウム化合物生産企業。江西省とオーストラリアでリチウム鉱の採掘を実施し、メキシコのほかアルゼンチンの塩湖やアイルランドでのリチウム採掘プロジェクトを立ち上げている。また、中国国内で金属リチウム製品や炭酸リチウムの製造、さらには自動車用リチウム電池の製造、使用済み電池の回収、再利用事業を手掛けており、リチウム産業の上流から下流までを業務範囲として網羅している。2019年1〜9月期の営業収入は前年同期比81.19%増の70億5375万元、純利益は同648.24%増の24億7279万元。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)