中小企業の高い技術力が日本の製造業を支えている。小さな「ナット」1つとっても、世界の追随を許さないという。中国の動画サイトはこのほど、日本企業は小さな部品でも全く手を抜かないとし、「日本にはすごいナットがある」と紹介する動画を配信した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中小企業の高い技術力が日本の製造業を支えている。小さな「ナット」1つとっても、世界の追随を許さないという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本企業は小さな部品でも全く手を抜かないとし、「日本にはすごいナットがある」と紹介する動画を配信した。

 動画はまず、日本のナットは質が高くて世界から注文が来ると紹介。中国も例外ではなく、「ゆるまないナット」として知られる日本企業の緩み止めナットは、中国高速鉄道の車両にも使われているという噂もあるほどだと伝えた。このナットは米国NASの航空規格も楽々クリアするほどの実力があるという。

 このねじとナットの原理はシンプルだ。日本の建築に古くから使われているクサビの原理をナットに応用し、緩み止めを可能にしたという。動画はこの発想を称賛し、「考える人が成功する」としみじみ感心している。中国製造業は真似をするのは得意だが、新しいものを創り出す発想に乏しいと言われている。また、原理は簡単なのに中国を含め世界中の国がこの日本企業に発注しているというのは、それだけこの緩み止めナットには高い技術力が必要だということだろう。

 この緩み止めナットは、中国でも広く知られており、動画に対して多くの称賛のコメントが付けられた。「日本の技術はすごい」という人や、日本はほかにも「超高速ベアリングがすごい」という指摘もあった。また、日本の高い技術力は「民度のおかげ」という意見も見られた。確かに、いい加減な仕事をしていたら決して作ることのできない職人技だ。

 また、中国の技術は「日本とは数十年の差があると肌で感じている」という人もいたほか、「技術は確かにすごいが、部品を日本企業に依存しているとすれば、中国高速鉄道は首根っこを日本に掴まれているようなもの」という意見もあった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)