〈早くやれや〉エイベックス松浦会長との“大麻漬け”のハワイ旅行 白亜の大豪邸での「証拠音声」公開 から続く

【画像】“違法薬物使用疑惑”の松浦氏

 元エイベックス社員のA子さんが、同社の代表取締役会長の松浦勝人氏(55)の“違法薬物使用”を「文春オンライン」編集部に告発した。松浦氏と、松浦氏の知人ら複数人と共に過ごしたハワイの別荘では、日常的に大麻を使用していたという。

「別荘にいる間はお酒を飲んだり大麻を吸っていたりすることが多かったので、みんなグデングデンになっていました。別荘には男女がいましたが、ふざけて局部を露出する男性もいた。松浦さんも裸になってはしゃいでいました」 


エイベックスが所有するクラブ「X」でのA子さんと松浦氏

「文春オンライン」編集部は40時間に及ぶ松浦氏とA子さんの肉声がおさめられた音声データや、松浦氏とA子さんのLINEのやりとり、膨大な数の画像データなども入手した。そこには松浦氏にこれまでつきまとっていた”薬物使用”をほのめかす記録が残されていた。

 事実関係を確認するために取材班が松浦氏の携帯に電話をかけると、松浦氏本人が対応した。

(第1部・第2部・第3部はこちら)

※音声動画は【第3部】最後のページで公開

 何度かのコール音が鳴ったあと、松浦氏が電話に出た。

――文春オンラインです。松浦勝人さんの電話でよろしいですか。

「はい、そうです」

――取材の過程で事実確認をさせていただきたくお電話差し上げた。

「はい。突然僕に、ですか。会社を通さずに、ですか」

――双方の主張をしっかり聞きたい。

「それはそうですし、切り取りもやめてもらいたいですね。僕から話を聞くのであれば」

 短いやりとりがあった後、事実確認を行おうとすると、松浦氏は「ちなみにこれは録音してありますか。僕の方も記録をとりたいので、お掛け直しします。この番号に」と言って、一度電話が切れた。その約5分後、松浦氏から電話がかかってきた。

「取材に協力しないというつもりはない」

 松浦氏は「A子とはエイベックス在籍時代の労務関係について弁護士同士の話し合いをしているので、本来話をできない状態であることをご理解ください」とした上で、「ただ、取材に協力しないというつもりはないので。質問を聞かせていただければと思います」と、大麻使用疑惑についてこう対応した。

――A子さんという元エイベックス社員の方と松浦氏が大麻を吸ったという情報を入手している。事実でしょうか。

「全くの事実ではございません」

――ご説明いただいてもよろしいですか。

「彼女がなんでそう言ってるかわかりませんし、彼女がどこでそういうことをしたかどうか、僕は全くわかりません。ちょっと病的にしか感じてなくて、妄想的な話が多いので、あまり相手にしてないです」

――大麻関係の話は? ハワイの別荘に行ったという話があるが。

「ええ、取材で来ましたね、はい」

――松浦さんとA子さんが2人で大麻を吸ったという事実はあるか。

「ハワイなのでそういうもの(大麻)もあるのかもしれませんが、彼女がどこでそれをしたかは知りません。僕の目の前でそういうことをしたということは、僕は知りません」

――A子さんの大麻使用は知らない?

「うーん、様子がおかしかったというのは感じていましたね」

――松浦氏自身は、ハワイや日本で大麻を吸うなどの行為はされていましたか。

「していないです」

――A子さん側の「松浦さんと一緒に大麻を吸った」という証言は否定される?

「A子さんという人と大麻を吸ったことはありません」

「大麻を凝縮したシートなんてあるんですか」

――2016年9月17日の音楽フェス「ULTRA JAPAN」のVVIP席で松浦さんから茶色いオブラートのようなシートを渡されたと。

「それは全くないですね。全く、ないですね。なんですか、それ」

――そのようなシートを渡した覚えはない?

「そういう記憶は全くないですし、あんな人目がいっぱいあるところでそういうことは全く僕の立場でできるわけがないので。渡してはいません」

――舌の上に乗せて「舐めてみろ」と言ったという証言があるが。

「いやいやもう、かなり、かなり妄想ですねそれは。妄想ですね」

――オブラートのようなものは、大麻を凝縮したものであると言ったのでは?

「そんなものは、ないと思いますよ」

――渡してないということか。

「大麻を凝縮したシートなんてあるんですか。逆に知りたいくらいです」

――そのあと、2016年末からハワイ滞在中、松浦氏と大麻を吸ったと。

「それは彼女が僕の本を書きたいと言って、ただ僕も忙しくて時間が取れないので、正月にハワイに行くのでそこで取材をしようということで来ていました。そこには何人も人がいるので証人もいっぱいいます。逆に彼女の行動の方が、僕から見れば、みんな言ってるんですけれど、おかしかったですね」

――どんな風におかしかった?

「それも、僕の口からお答えできません」

「そこまで僕は脇は甘くはないので」

――自宅とハワイの別荘両方で、金庫に大麻などの薬物を保管していた、という話もある。

「あの、見に来ていただければわかるし、警察が来るでしょう、そうしたら。僕についてそういう噂ありますけど、(事実では)ないんですよ。上場企業の社長やっててそんなこと、もうやってられないです」

――株主に大きな不利益を与える問題です。

「当たり前じゃないですか、沢尻然り、浦田然り、色々なことが起きているなかでそこまで僕は脇は甘くはないので、そういったことはありません」

 最後に改めて事実確認の文書をエイベックスへも送付する旨を伝えると、松浦氏はこう付け加えた。

「あの、彼女の方が危ないと僕は思ってますけど、色々な意味で。だって彼女は本(松浦氏の自伝本)を書いて、書いたその本がボツにされたわけですよ、●●(出版社の名前)に。それに対しての恨みつらみが結局お金を取れるのが僕しかいないから、僕にきているだけですね。僕はそう感じてますよ。彼女は今お金に貧窮してますから。逼迫してますから。それで、どうにかお金を取れるとこっていう……。まあヤクザと同じですよね、考え方が。そういう理解でいますけど」

――ウルトラ当時など、(2人が)仲が良かったという認識に誤りはない?

「社員でしたからね、すごく可愛がってましたし。えっと、まあこれはちょっと彼女のプライドやメンツもあるんで僕からは言えないんですが、非常にこちら寄りにきていた、色々と話をしてくる社員の一人でしたね、はい」

 松浦氏は15分以上にわたり取材班の質問に答え、A子さんの証言と自身の薬物使用について否定した。

 改めてエイベックスにも文書で事実確認をしたところ、エイベックス株式会社の代理人弁護士から回答があった。

「A子氏(本文中では本名)とは現在双方代理人弁護士に依頼して係争中であり、今後の係争に影響を与えうることから個別具体的な回答は差し控えさせていただきます。

 ただ、大麻等に関する部分について弊社はそのような事実を把握しておりません。弊社松浦からも御社の取材に対してそのような事実がない旨を回答している旨承知しております」

 小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)にはこんなシーンがあった。アルコールに溺れる松浦氏を案じ、浜崎あゆみは“ある映画”のDVDを借りるのだ。

〈その映画は、「リービング・ラスベガス」と「バスケットボール・ダイアリーズ」。この作品は二本とも、アルコール依存症やドラッグ依存症の主人公が身を滅ぼしていくストーリーで、以前、メイと一緒に観たときに、恐ろしさに身をすくめた。

 ニコラス・ケイジとレオナルド・ディカプリオがアルコール依存症と麻薬中毒になった映画を観て、マサがお酒をやめてくれますように。〉(同作より)

 若年層にたくさんのファンを持つエイベックスのアーティストたちの頂点に立つカリスマであり、社会的に大きな影響力を持つ東証一部上場企業の会長である松浦氏が、違法薬物を日常的に使用していた。事実であるならば、決して許されることではない。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))