住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。5月27日(月)放送「Blue Ocean Professional with 法律事務所オーセンス」のコーナーでは、弁護士の高橋麻理先生が登場しました。


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弁護士の先生を招き、生活のなかで役立つ法律の知識を教えてもらうコーナー「Blue Ocean Professional with 法律事務所オーセンス」。今回は、前回に引き続き、検察官の経歴をもつ高橋先生を迎え、痴漢問題への対処を教えてもらいました。

◆犯人は“付け狙う”可能性も

まずは、痴漢に遭ったときの対処法。犯人を捕まえる場合、ポイントは2つあると言います。

「まず、さわってくる手をつかむのが大事なポイント。つかんだままで後ろを振り向き、手と顔と順番に確認して、『確かにこの人がさわっていた』ということをつかんだままで確認しましょう」

手が離れてしまったあとで、服装や立ち位置から犯人を捜そうとすると、冤罪につながることも。また、犯人をつかまえたとしても、証明が弱くなってしまう傾向があると言います。

「もう1つのポイントは、周囲の協力者を確保すること。痴漢被害そのものを目撃したという人は多くないかもしれません。しかし、不審な動きをしていた人や、そのときの電車の混み具合を見ている人は意外といるもの。そういった目撃証言が、裁判などでとても重要になることも。『状況を一緒に駅員さんに話してください』と協力を仰いだり、連絡先を聞いておくことは重要です」

ただし、これらの行動には勇気が必要。高橋先生も「実際はなかなか難しい」と理解を示します。そのため、このようなアドバイスも。

「『さわられたかな?』と思ったら、すぐに後ろを向いたり、きょろきょろと警戒したりしてください。大げさな仕草で、間接的に『何かされたらすぐに声を出しますよ』というメッセージを伝えるのは効果的だと思います」

というのも、痴漢の犯人にはパターンがあるのだそう。高橋先生は検察官時代、取り調べでこのようなやりとりをしていたと言います。

「被疑者には必ず『この被害者を狙うのは初めてか』と確認していました。そうすると、付け狙っていたと明かすことも。また、ほぼすべての被疑者に共通していたのは、『この人だったら、手をつかんだり声を出したりしないだろうな。捕まらないだろうな』という考えで狙いを定めていたということ。だから、不審に思ったら大げさな仕草で警戒してください」

◆痴漢冤罪では「逃げずに立ち去る」

一方、痴漢冤罪についてはどう対処するべきなのでしょうか。

「犯人だと疑われた場合、駅事務所に行かず、まずはその場を立ち去ることをおすすめします。ただし、これは逃げることではありません。逃げることは、何か後ろめたいことがあったと思われます」

そのため、立ち去る前には、毅然とした態度で以下のように伝えるのがよいそうです。

「駅事務所には行きません」
「協力はできますので、名前と連絡をお伝えします」
「私が犯人でないことをきちんと説明するために、一度弁護士に相談してからご連絡します」

後々不利になる言動をしないためにも、落ち着いて対処し、まずは弁護士に相談しましょう。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/