26日、フジテレビ「ジャンクSPORTS」では「名シーンの裏側SP」を放送。プロボクサー・八重樫東がゲスト出演を果たし、2014年9月5日、WBC世界フライ級タイトルマッチを戦ったローマン・ゴンサレス戦の後日談を語った。

強すぎて各団体の王者から対戦を拒否されることもあったというローマン・ゴンサレスだったが、当時の八重樫は即答で対戦を受諾。この時のことを「誰かしらやらなきゃいけない」と振り返るも、「命の危険を感じる試合だったので保険の増額をお願いした」と明かす。

試合には敗れたものの、中盤以降、壮絶な打撃戦を繰り広げた八重樫は、最強ボクサーを相手に一歩も退くことなく拳を振るい、大橋秀行会長も「負けてあれだけ拍手があった試合は初めて」としみじみ語った。

すると八重樫は試合後のダメージを明かすと、「脳にダメージがあったのか試合が終わってジムに挨拶しに行って、ジムのスリッパで家に帰った」と説明、「ちょっと行動がおかしかった」と苦笑いを浮かべた。

その一方、ローマン・ゴンサレスには怒っているという八重樫。「負けてベルトをとられたんですけど、団体からロマゴンに(新しい)ベルトがくるまで、『母国に帰ってお披露目をしたいから、お前のベルトを貸してくれ』って言われた」と切り出すと、「後日うちのジムに(ベルトが)袋に入って届いた。両サイドに(これまでの王者の顔が写った)小さいバッジが入っているんですけど、そのバッジが壊れて送られてきた」というのだ。

浜田雅功から「抗議の電話とかせえへんかったの?」と言われるも、八重樫は「電話番号を知らない」とキッパリ。「今日初めて言ったんですけど、もしロマゴンの関係の方が見てたら電話ください」と笑わせた。