コン・ユ「『新感染 ファイナルエクスプレス』がカンヌに招待されたと聞いた時、正直理解できなかった」
若手スター、ラブコメディのキング、ファッショニスタ、芸能人という修飾語を脱ぎ捨て、いよいよ俳優として認められた気分だったと話した。さらに、なぜ今になってこんな気分を感じられたのか、また違う悩みに陥ったそうだ。フランス・カンヌでコン・ユに会い、映画に対する様々な話をした。
■以下はコン・ユとの一問一答
―初めてカンヌ映画祭レッドカーペットを歩いた感想は?
コン・ユ:海外映画祭に初めて参加できただけで、ときめいたし、嬉しかった。それだけでも感謝すべきことだ。正直「新感染 ファイナルエクスプレス」がカンヌ映画祭に招待されたと聞いたとき、理解が出来なかった(笑) 撮影のときは知らなかったヨン・サンホ監督のオーラを改めて感じている。現場では無礼だったことを反省し、今はすごく丁寧に接している(一同爆笑) 2500席近い劇場で「新感染 ファイナルエクスプレス」を見たときの気分は、言葉では表現できない。
―デビュー15年目にして初めての海外映画祭だ。
コン・ユ:そうだ。15年間演技をしながら初めて感じた刺激だった。現地の観客は僕をまったく知らない。「新感染 ファイナルエクスプレス」に出てくる俳優だということ以外は、どんな情報も知らないのにスタンディングオべーションをしてくれるから、いくら形式的な拍手だとはいえ、嬉しかった。スター、芸能人という修飾語ではなく、俳優として受ける拍手のようで嬉しかった。
―「新感染 ファイナルエクスプレス」に出演したきっかけが知りたい。見方によってはとてもフラットなキャラクターだが。
コン・ユ:説明するのは難しいが、気楽に見られるフラットなキャラクターが好きなようだ。僕にとってはキャラクターが強いか、強くないかは重要な問題ではない。僕が作品の中でどんな雰囲気を作り出せるかがポイントだ。社会告発的なアニメーションを作る監督が、韓国で初めてゾンビ映画を作るということ自体が新鮮だった。単なる商業映画ではなく、少しメッセージを添えたところが良かった。
―「容疑者」「密偵」「新感染 ファイナルエクスプレス」まで、最近制作費が高い映画に立て続けて参加した。
コン・ユ:プレッシャーを感じている。「容疑者」のとき、僕は演技さえちゃんとすればいいし、迷惑をかけなければいいという考えが変わり始めた。そのときから、損益分岐点という言葉をたくさん使うようになった。昔よりは大人になった気分もある。
―初めての災難映画だ。従来の作品との違いは何だろうか。
コン・ユ:大きな違いは無かった。一番大変だったのは、感染者を演じた方々だ。3ヶ月以上ハードトレーニングを受けた。僕がいつも話しているのは、僕たちの映画の本当の主人公は感染者を演じた方だということだ。本当に感動した。
―カンヌで過ごした日々の記憶が、俳優コン・ユの人生においてどんな意味を持つと思うか。
コン・ユ:韓国に帰ったら“ふとした瞬間”に思い出しそうだ。こんな気分をなぜ今になって感じているんだろう、考えが多くなる。俳優を15年もやってきたが、こんな刺激を今受けられたことについ悩んでいる。連続で作品に出演していたので疲れていた。大きな応援になった。得体の知れない自信もついたようだし、色々良い影響を与えた。気持ちよく韓国に帰ることができそうだ。
