1953(昭和28年)ごろの日本国有鉄道〔国鉄〕は、先の大戦からの再建に向けて、国民の協力と職員の献身的な努力で復旧したといわれる。「国鉄は国民の皆さんから、お預かりしている鉄道です」。その鉄道もいまや民営化され、JRへと生まれ変わり39年もの歳月が経過した。戦後の国鉄とは、どんな状態にあったのか。今や、国鉄を知らない世代もいる令和の時代である。「輸送量の増強こそ産業と文化発展の基礎」といわれた73年前の国鉄