【清水】代表クラスの助っ人FWふたりがついに加入!
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これまで清水は、名古屋に移籍したノヴァコヴィッチの後釜として数々の外国籍選手を調査していたが、中国リーグでプレーするアフリカ系の選手や、韓国Kリーグでプレーするブラジル人など、いずれも契約には至らなかった。
そのなかで大榎監督自身も、中国リーグの杭州緑城で監督経験があり早稲田大の先輩でもある岡田武史氏から情報を入手。「決定力を求めるならウタカ。対戦した時に3、4点取られている」とのお墨付きをもらったという。
ナイジェリア出身でベルギー国籍を持つウタカは、爆発的なスピードと決定力が持ち味だ。2007-08年にはベルギー2部のロイヤル・アントワープで34試合・22得点。09-10年はデンマーク1部のオーデンセで33試合・18得点と、いずれも得点王に輝いている。
12年からは中国1部でプレーし、大連阿爾濱から北京国安に移籍する際、同リーグでは過去最高となる4億7000万円の移籍金が支払われたとされる。ナイジェリア代表では通算9試合・3得点。兄のジョン・ウタカも元ナイジェリア代表だ。
昨年は出場機会を失っていたこともあり、新天地でのプレーを希望。清水からのオファーを即決した。来日前はベルギーに滞在し、約3か月間は本格的な練習を行っていないため「しっかりと練習して自分のコンディションを上げながら、早く日本のサッカーに順応して、周りの選手とのコンビネーションを高めたい」と抱負を語っている。
一方のデュークは、2013年の東アジアカップの日本戦でゴールを挙げたことで知られる大型ストライカーだ。同代表では4試合・2得点。ウタカとともに2月初旬から練習生としてチームに帯同しており、大榎監督は「前に行く推進力とスピード、ゴール前の迫力がある。まるで重戦車」と表現し、「献身的で、チームにスイッチが入る」と労を惜しまぬ前線からの守備も評価している。
Aリーグのセントラルコースト・マリナーズでプレーし、7日のアデレード・ユナイテッド戦にフル出場した直後に来日したが、11日には清水のキャンプ地・鹿児島入り。ニューイヤーカップのJ2熊本戦をスタンド観戦し、14日の浦和との試合に出場すると、相手GKへのバックパスをかっさらい、ウタカのゴールをお膳立てした。
海外でのプレーは初めてとあって、「清水エスパルスに加入することができ、本当にうれしく思うと同時に、期待でワクワクしている」とデューク。Jリーグについては「とてもレベルの高いリーグですし、最高の選手たちがプレーしている。チームの一員として、そういう選手たちと戦えるのが楽しみ」と話している。
ただし、ふたりとも3月8日の鹿島との開幕戦出場に合わせて急ピッチで仕上げてきたため、鹿児島キャンプ後の練習で揃って負傷。20日の光州FC戦、22日の甲府戦と実戦に出場できず、開幕をぶっつけ本番で迎える状況である。
現状では「鹿島戦の先発は微妙」(大榎監督)だが、守備意識が高くチームへの貢献度も高い両選手がノヴァコヴィッチ以上に貢献すれば、チームは残留争いに苦しんだ昨季の二の舞を避けられるはずだ。
