ロボット男子と恋愛、美魔女を超えた美婆、3D化粧などなど。未来の雑誌が勢ぞろい!
雑誌の表紙は、ありのままの現代日本を表してきた。ということは未来の雑誌を作れば、リアルな未来を実感できるのではないか。予測を元にいくつか作ってみたのでご紹介したい。

まずは女性誌「an・android(アン・アンドロイド)」。ロボット彼氏がいる女性に向けた専門誌だ。2030年のロボット市場は約7 兆円※1。家事・コミュニケーションなど、身近な家庭用のものだけでも数千億円規模にのぼると予測されている。

※現代の実在する雑誌とは関係ありません。

すでに多くの仕事がコンピュータに置き換えられているが、日々進歩するロボット技術により、将来は恋愛シーンでも人間は不要かもしれない。未来では、壁ドンが進化した壁ロボドンを見かけることだろう。


技術の進化で言えば3Dプリンターもはずせない。経済産業省の試算では、経済効果は2020年に世界全体で約21兆8千億円。もし各家庭に普及すれば様々な日用品が3D出力されて使われるに違いない。3D生活専用の雑誌が誕生するのは自然なことだろう。


一方、経済も激変するだろう。2030年のアフリカ地域の人口は15.6億人※2で、その頃には中国やインドすら超える。天然資源も豊富で世界中の企業が注目、進出している。その可能性から日本でも専門誌が将来発行されているに違いない。


さて、日本から外国に進出するだけでなく、日本で働く外国人も今後はどんどん増えそうだ。たとえば都内には、すでにインド人児童のための学校※3がある。国内の生産年齢人口を保つためには、2030年には約1800万人の外国人労働者が必要※4と言われており、そういった人達に向けた雑誌も多くなるだろう。


そして日本国内に目を向けると、年金制度の維持のため、消費税は将来20%まで上がる※6と予測する声もある。税込120円になっても、100円ショップは100円ショップのままでいられるのか気になるところだ。≫次ページ「雑誌ARARA」に続く