KDDI au 2013冬モデル ざっくり評価 推しは海外3強だけど売れ筋は国内3トップ?
今回発表されたのは、Androidスマートフォンは、ファブレット1機種を含む6機種、タブレットが1機種、従来型の携帯電話が2機種のほか、「PHOTO-U TV」「あんしんGPS」「Wi-Fi WALKER WiMAX2+」です。
auは、800Mhz帯をベースとした繋がりやすいネットワークとイベントなども活用したサーポート強化でスマートフォンを使いこなせるサービスの拡充を図るとしています。
また、「選べるau」のテーマを実現するため、スマートフォン、ファブレット、タブレット、モバイルWi-Fiルーター、周辺機器にいたるまで、スマートフォンを活用するためのアクセサリーも豊富に用意しています。
そこで、厳選された2013年冬モデルを、発表会会場でのインプレッションを交えてS氏とM氏によるチェックをしてみようと思います。
■isai LGL22
auとLG電子のコラボブランド「isai」の第1弾。
アクア(水)のコンセプトから誕生したという「HTC J」に続く、auのジャパンブランド製品になります。既に海外で発表されているLGのフラッグシップモデル「G2」がベースように思えますが、CPUと液晶以外は別物らしく、日本向けのモデルとなっています。幅約72mmの手に馴染むボディデザインやisaiスクリーンなどを搭載しています。
LGエレクトロニクス製。2013年11月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:アクアカラーモデルは美しいのでアリかなと思うのですが、G2ではいけなかったのかなぁ?というのが、正直なところ。デザイン面でのオリジナリティと言うならオリジナルカラーがアクアだけというのもちょっと寂しい。ハードスペックや搭載機能は十分なだけに、カラーやデザイン的にはもっと尖ってほしかったかなぁ
Mコメント:グローバルで発表されている「G2」のできがかなり良いので、わざわざ国内向けにアレンジしてきたのは意外だった。デザインは好みによるのでこっち方がいい!という人はたくさんいるかもしれないが、HTC Jのように、auとの共同開発でオリジナルブランドという形でauが関わってかえって使い勝手が損なわれるようなことにはなって欲しくないというのが、本音。というか、どうせデザインをウリにするならもっとチャレンジして欲しい。冬モデルなのにアクアがテーマというのもよく分からない。
■Xperia Z1 SOL23
コンデジ同等の1/2.3型イメージセンサー採用の2070万画素カメラを搭載した、国内スマホ最高レベルのカメラスマホです。機能面もシャッターを押し前後1秒間に61枚の高速連写する「タイムシフト連写」など充実しています。
ソニーモバイルコミュニケーションズ製。2013年10月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:Z1は間違いなくこの冬の3強の一つです。特にカメラ機能については、日常のカメラはこれでいいよねってレベル。特殊な撮影では、まだコンデジには及ばないものの、サイバーショットDSC-QX10を組み合わせるという奥の手も使える楽しさがいいですね。タイムシフト撮影とか、一般の人はデジカメよりスマホで知った(体験した)という人も多いんじゃないかなぁ。
Mコメント:「Xperia Z」を見送ったauが「Xperia Z1」は発売するということで、これは純粋に嬉しいと思うユーザーは多いでしょう。Z1はZからの改善点や新機能も搭載されています。カメラはもちろん、本体のデザイン、使い勝手など全体的にブラッシュアップされているので、Zが欲しくて見送っていたユーザーはZ1一択で間違いないでしょう。
■GALAXY Note 3 SCL22
画面に触れずにペン操作できるエアコマンドの採用など、ペンがさらに進化し、5.7インチに画面サイズがアップしながら本体サイズも前機種よりも軽く、薄く、細くなっています。
サムスン電子製。2013年10月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:Note 3も3強の一角で初代から確実に進化していますね。ディスプレイのサイズが約5.7インチまで大きくなり、重さ・厚み・細さがダウンサイジングしていますからね。「エアコマンド」はSペンを前機種以上に多用できるので、Note 3ユーザーはスマホの利用スタイルが一変するかもしれません。RAM 3GBの効果とかが気になるところなのですけど、これはアプリ大量にいれるなどロードテストがしたいところ。
ちなみに、まだNote 3専用になりますが時計型のGALAXY Gearが予想に反してできが良かったです。カメラ、音声メモ、電話子機など、Note 3<>クラウド<>Gear連携がかなりよいですね。時計を見るアクションで画面オンするジェスチャーサポートはGALAXYぽいところ。
ただ、まだマネージャーアプリがNote 3専用で、他の機種対応はこれからというところと、デザインが使う人を選ぶのが残念なところです。本体とリストベルトが分離などするスタイルだと万人向けになるんですけどね。
Mコメント:auでは初めてのGALAXY Noteが発売されます。初めてなのにいきなり「3」かい!というつっこみはしませんが、これまでドコモやグローバルで販売されてきたGALAXY Note、GALAXY Note IIよりさらによくなってきています。Sペンを使った入力もさらにスムーズで、エアコマンド機能もとても便利です。
GALAXY Noteはスマートフォンでありながら、既存のスマートフォンやタブレットとは異なる独自性でユーザーを魅了します。試した事がない人は、一度は試して欲しいですね。ちなみに「GALAXY Gear」も発売されるようですが、こちらは腕に巻ける外付けカメラとして考えるとかなりよくできたアイテムと言えます。
■AQUOS PHONE SERIE SHL23
手のひらを関知して画面オフやオンするグリップマジックを搭載。業界最速約0.4秒起動のカメラやIGZO液晶ディスプレイと3000mAh大容量バッテリーでスタミナも十分。
シャープ製。2013年11月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:夏モデルで搭載されていたジェスチャー機能を背面のセンサー連動で動作させる「グリップマジック」にまとめたところは上手な機能アップかなと。それ以外は、あまり夏モデルとの差異はないイメージかなぁ。
Mコメント:国内向け専用モデルという意味ではむしろこのSHL23が今回のauの冬モデルでは、フラッグシップモデルと言ってもいいくらいです。機能面では、ハイスペックかつフルスペックなモデルで、国内向けのサービスにはほとんど対応し、ワンセグおよびフルセグの視聴と録画も可能です。フルセグもmicroSDカードに保存できる仕様ですし、ワンセグやフルセグ機能を重視する人はチェックすべき製品です。
また、Corning Gorilla Glass 3を採用し、ディスプレイの強度も強化されています。同梱する卓上ホルダは本体に専用ケースを装着したままで利用できるなど、スマートフォン事情、国内事情をしっかり見て対応させたと思わせるポイントが随所に見受けられます。
■ARROWS Z FJL22
10分で1日使える充電が可能な超急速充電に対応した急速充電対応卓上ホルダが同梱。直線的なイメージが多いARROWSでラウンドフォルムを採用し、ハンドリングがアップしています。
富士通モバイルコミュニケーションズ製。2013年11月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:こちらもソフトバンクモバイルのモデル同様に超急速充電対応がポイントなのですが、ARROWSにしては柔らかいラウンドフォルムが、好みが分かれるところかと。
Mコメント:今後のトレンドにもなっていくであろう超高速充電機能にも対応しているところがポイント。こちらもシャープ製のSHL23同様、Corning Gorilla Glass 3を採用していますが、さらに指の滑りをよくする「スーパーグライドコーティング」が施されています。
やはりシャープ製のSHL23と同じく、本体に専用ケースを装着したまま設置できる専用の充電台を同梱します。本体のラウンド形状がかなり良い感じですが、指紋センサーも丸くするなるど、全体的に丸いスマートフォンという印象です。ワンセグやフルセグにも対応しています。
ソフトバンク向けの「ARRWOS A 301F」と比較してほぼ同等の仕様ですが、内蔵するストレージが301Fの64GBに対し、このFJL22は32GBとおよそ半分になっている点が残念。まぁ32GBでもかなり多いですが、内部ストレージの容量を気にする人は参考にしてください。
■DIGNO M KYL22
側面フレーム極薄3mmミニマムエッジ、背面の滑らかな大きめのカーブでデザイン性と持ち心地のよさを実現。5インチディスプレイを搭載した防水対応のスマートフォンでは最軽量となる135gのという軽さも特徴。
京セラ製。2013年11月下旬以降発売開始予定。
Sコメント:5インチ防水スマホで最軽量ということなのですが、135gは決して軽くはないので、ちょっと訴求は弱いかなという印象。サイドフレームが約3mmというのも、本体高はそれなりにあるので、薄さ強調にはならないかと。キャッチコピーは微妙に外している感はあるのですが、背面カーブはこれまでのスマホの中でもかなり大きく、手の収まりは良い印象です。また背面の電源ボタンも押しやすく、デザイン面が確実にアップしています。できれば、電源ボタンに電源マークとカーブ面に設置された音量ボタンの操作性を上げて欲しいかなと。
Mコメント:側面部分が約3mmとかなり薄く、実際に持った際には側面はほぼないという印象。かといって本体全体が薄い訳ではなくカタログスペック上は9.9mmとそれ相応の厚みはあります。しかし、これまでの京セラ製スマホと比較すると随分と薄く、大胆なデザイン変更は良い意味で京セラのスマホらしくないと言えます。
薄くて軽い!というキャッチはありますが、実は中身が結構しっかりとしていて、京セラならではの「スマートソニックレシーバー」は今回も実装されていて、片手での操作のしやすさをさらに追求した操作性もなかなか見逃せないポイントとなっています。
使いやすさ重視だけど、これまでの京セラ製のスマホでデザイン的にちょっとなぁと思っていた人には、一度触れて欲しいですね。
■総評
Sコメント:Xperia Z1 SOL23と、GALAXY Note 3 SCL22がやはり強いかな。性能的にはG2が食い込むところなのですが、isai LGL22になり、やや控えめになった印象です。AQUOSとARROWSは夏モデルからの大きな変更感がうすくアピールが弱い。逆にDIGNO M KYL22は、機能やデザイン面で充実してきた感じですね。
押しは、Xperia Z1 SOL23とGALAXY Note 3 SCL22で、ダークホースでDIGNO M KYL22ですかね。今回のauは、全体に完成度とレベルが高い機種が揃いましたね。
Mコメント:イメージ的には、NTTドコモの夏モデル戦略の“ツートップ”がそのままauにもきちゃったという印象の「Xperia Z1」と「GALAXY Note 3」があるものの、実は売れ筋的には「AQUOS Phone SERIE」と「ARROWS Z」「DIGNO M」のスリートップとなる予感です。
やはり、国内向けのサービスをしっかり網羅していることが実はかなり重要だったりもしますので、以前とは比べ物にならないほどしっかり動いてくれる国内メーカーのスマホはおすすめですね。
個人的には、ほんとLGの「G2」を多色バリエーションで展開してくれたらauは神だと思ったんですけどね。オリジナルブランド・・・正直そういうのは期待していないです。
