フランスなど海外で注目を集める日本のファッション。日常的なスタイルよりも、ギャルやゴシックロリータなど、特徴のあるファッションが注目されている。日本のファッションに関するフランス人のブログ「kiru−nippon」では、これらの独特なファッションを生み出した日本社会について、意見を述べている。

 海外で注目されている日本のファッションは多岐に渡り、それぞれが特徴あるスタイルを打ち出している。このような奇抜ともいえるファッションが多数開花しているため、日本人社会はおしゃれに寛容なのかもしれない、と考えるフランス人が多い。

 筆者は、この考えに疑問を抱いている。フランスよりは日本の方が寛容だろうと述べながら、パンクファッションを受け入れ、開花させたイギリス社会の寛容さとは異なる状況ではないかと述べている。

 奇抜なファッションをした姿の人に、ほかの日本人が否定的な態度をとったり、発言をしたりしないのは、これらのファッションに寛容であるからではなく、日本人は他人に対しての敬意があり、否定的な態度を表立ってとらないことなど、日本社会のルールがあるからだろうと語る。

 筆者はさまざまなファッションから発展した「ギャル」と呼ばれるスタイルは、当初は日本社会で否定的に考えられ、このスタイルを取り入れている女性のモラルまでを疑う風潮にあったと紹介している。

 日本で独特なファッションが開花した理由は、日本人社会が皆と同じようにする集団文化が影響しているのではないかとつづっている。平日は学校で制服を着用したり、職場で同僚と同様の姿をした日本人は、その反動で週末には極端ともいえるほど、独自性を打ち出したスタイルをして楽しむのではないかとの見方を示している。(編集担当:山下千名美・山口幸治)