ついに米国ケージに立つ上田将勝。修斗パウンド・フォー・パウンドが、全米デビュー戦でどのような渋さを見せるか非常に楽しみだ

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カナダのウィンザー、シーザース・ウィンザーで6日(金・現地時間)に行われるベラトールFC「Bellator64」。フェザー級トーナメント準決勝1試合と、バンタム級準々決勝2試合が組まれ、やや変則的なマッチメイクとなった今大会、ついに上田将勝&中村アイアン浩士が出場する。

トラビス・マークスと対戦する上田は、元修斗世界フェザー級(※60キロ)王者。ベースはレスリングだが、柔術の技術を有効にし、卓越したトップコントロールやフロントチョーク系の絞めを持つ。

打撃もサウスポーの構えから、独特の突き刺すミドル級を得意としており、体の軸がしっかりとしているため、見た目以上のパワーを持つ。念願のUFC参戦は、なぜか実現に至らなかったが、ベラトール出場を最後の勝負と胸に刻んで挑んでいる。

対戦相手のマークスは、日本では無名の存在だが、ジャクソンズMMA所属で18勝3敗というキャリアを誇っているだけに、楽観視できない相手だ。とはいっても、ニック・ママリスとNC、スティーブン・シラーに負けているという記録だけを参考にすると、上田がいつも通りに戦うことができれば、準決勝進出は問題ないと踏んで良い相手でもある。

そのいつも通りの力を発揮できるか、昨年9月にアマゾン・フォレスト・コンバッチという完全アウェイでホイラー・グレイシーと戦った経験が生きてくるだろう。

一方、吉田善行のセコンドとして、長期間に渡り世界を肌で感じてきた中村も、キャリア集大成を懸けるつもりで挑むに違いない。そんな彼の相手リマは、ブラジルの人材育成大会Watch Out Combat Showを中心にキャリアを重ね、現在10連勝中。うち8試合が1R勝利という堂々のレコードを残している。

数字だけを見れば相当な警戒が必要だが、中村とて前田吉朗、今成正和、キム・ジョンワンに勝ち、日沖発とドローという戦績を残している。対戦相手の厳しさは、リマ以上のもの。チーム・ノゲイラ所属、フロントチョーク系の技を得意としているのは、リザルトからも明らかなリマだけに、その点を注意し、打撃と組みで削っていきたい。

フェザー級準決勝はマルロン・サンドロと、ポポ・ベセーラのブラジリアン対決。ポポは恐るべき身体能力を誇り、グラップリングで特筆すべき動きを見せてきている。パット・カーランに敗れて以来、実に神経の行き届いたファイトを見せ、打撃の大振りが少なくなったサンドロの打のプレッシャーに対し、如何に立ち向かうか。下がれば、ポポに勝ち目はない。
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