ベトナムとオーストラリアを訪問していた高市首相(時事通信フォト)

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《防衛省に確認したところ、当該投稿にあるような事実はないということでしたので、お伝えします》。内閣広報室のXアカウントが投稿したこの文言を確認し、ある自民党関係者は「首相サイドは相当神経質になっているんでしょうね……」とつぶやいた。5月の大型連休中、5日間の日程でベトナムオーストラリアを訪問していた高市早苗首相(65才)。その帰国の道中で、ある"事件"が勃発したと語るのは、前出の自民党関係者だ。

【写真】「コアラ事件後」手を振りながら、政府専用機から降りてくる高市首相。他、大型バイクに乗る、ロングヘア時代の高市早苗氏やテレビ朝日番組キャスター時代の高市早苗氏なども

「政府専用機が日本に向けて離陸する間際、アテンド役の女性自衛官が『コアラはご覧になられましたか』と声をかけたところ、高市首相が豹変。巻き舌の関西弁で『遊びに来てるわけちゃうねん!』と怒鳴りつけ、ブチ切れたと一部で噂になっていました」

 この一件は関係者の間で拡散され、Xでも騒動について言及する投稿があったのだが、5月から運用を始めていた内閣広報官の"試行"アカウントが火消しに走る事態となったのだ。

「本来は取材対応の少ない高市首相の横顔を、側近が紹介するために試験的に始めたものでしたが、わざわざ火消しの投稿をするあたり、首相が"コアラ事件"にかなりナーバスになっていることの表れでしょう」(別の自民党関係者)

 この騒動は防衛省内でも話題になっていたという。

「政府専用機の乗務員は自衛官が務めます。省内では『本当なら、そんなことで叱責された自衛官がかわいそうすぎる……』と同情の声が多かった。4月の自民党大会で、自衛官が国家斉唱し批判を浴びた一件と同様に、うちにとってはとばっちりです。思わぬ事態に小泉進次郎防衛大臣(45才)も言葉を失った様子だったと聞いています」(防衛省関係者)

 高市首相がかくもピリついている背景には、いくつか理由があるようだ。

「地方の選挙での敗戦が続き、支持率が下がったといわれるため、機嫌はあまりよくないようです。また、先の衆院選期間中、ライバル陣営のネガティブキャンペーン動画の拡散に高市首相の秘書がかかわっていた疑惑もくすぶっています」(全国紙政治部記者)

 最近は中東情勢の影響を受けたナフサ問題にも頭を悩ませているほか、親族のことでも神経をとがらせているという。

「実は、義理の息子にあたる福井県の山本建県議の子供が、今年から中国の名門大学に留学したそうなのです。ただ、首相の台湾有事をめぐる発言以来、対中関係は良好とはいえません。留学はもちろん個人の自由ですが、『よりによって、なんで中国に……』という思いはあるでしょう。

 山本県議からの報告は留学の直前で、寝耳に水だったそうです。義理の孫とはいえ、高市首相にとっては紛れもない親族。中国側が首相の"弱み"を握れるかもしれないと考えてもおかしくないでしょう。場合によっては、中国側による"工作の対象"にもなり得る存在だけに、首相の周囲も気をもんでいます」(永田町関係者)

 降って湧いたコアラ事件と孫の留学。悩める宰相の頭痛のタネは増すばかりだ。

※女性セブン2026年6月18日号