マクドナルド「ちいかわ」ハッピーセットが厳戒態勢で販売開始 フリマサイトも転売ヤー撲滅に全面協力
日本マクドナルドは15日から販売を開始したハッピーセット「ちいかわ」について、発売初日と第2弾初日の2日間は公式アプリで配布する「ハッピーセットちいかわ購入券」の提示と引き換えに販売する。
対象となるのは、ハッピーセット「ちいかわ」のおもちゃ第1弾・第2弾(各4種)で、販売期間は第1弾が15日から28日まで、第2弾が29日から来月11日までの予定。おもちゃはなくなり次第終了となり、その場合は代わりのおもちゃなどを提供するとしている。また、1人あたり朝マック、レギュラーメニューそれぞれの時間帯で4個までの販売とし、規制をかけた。
なぜ厳戒態勢を敷くのか。その理由は、これまで同社は複数の企業とハッピーセットのコラボ販売を試みているが、その度にフードロスや転売行為の問題で社会問題を起こしてきた。
昨年5月にもコラボ
「ちいかわ」といえば昨年5月、同じく期間限定でコラボ商品を販売。歯止めの利かない大量転売行為がクローズアップされ、今回は転売対策を強化した。また、フリマサイトならびにアプリのメルカリにおいても発売前に商品の出品禁止措置を取ると、Yahoo!やLINE、楽天といったフリマアプリを提供している企業も同様の対応を迫られた。
その背景には、昨年夏に同社がコラボ発売した「ポケモンカード」の騒動が関係しているとみられる。同年8月に発売したポケモンカードは全国的に買い占め行為が多発し、メルカリをはじめとしたフリマアプリを経由した転売行為が確認された。転売客の目当てはカードのみであったため、ハッピーセットのハンバーガーやジュースなどは不要となり廃棄される状況が相次いだ。
このような経緯から同社は、「マクドナルドは、食品の放置・廃棄を容認しません。ハッピーセットの転売目的での購入や再販売、その他営利を目的としてのご購入や、上記ルールやマナーをお守りいただけないお客様のご利用を固くお断りいたします」と、転売行為について断固たる姿勢で立ち向かうと宣言。
その一方で「今回の対策は何の意味もない」「隠語などですり抜け結局はイタチごっこ」という声も漏れ聞こえてくる。また物理的な問題としてフリマサイトすべてが、商品を監視できるわけではないために、大量の見逃し出品があることは察しがつく。
コメントでも見られたように、今年1月に販売された大手牛丼チェーン店「松屋」との「ちいかわ」コラボキャンペーンもイタチごっこと化し、全国でトラブルが続出したのだ。
松屋限定のちいかわのキーホルダーはホームページの警告通り、転売行為は禁止されているのだが、フリマサイトをのぞけば、当該キーホルダーはひとつ1000円から2000円の高値で取引されていた。また、転売目当ての客も大勢、来店しているようで「転売目的の客が大勢詰めかけている」「発売開始30分で売り切れた」といった声も相次いでおり、関連商品の争奪戦が繰り広げられた。
そんな心配とは裏腹に、冒頭のコラボ商品がスタートした現在、店舗では穏やかに来客を迎えているようす。一方、フリマサイトの一部では、おもちゃ4種類が2000円前後で出品され、即売り切れになる転売行為が続出したとの画像投稿がいくつか確認できた。ただ、その後は、サイト上で削除対応などがされたとみられる。
話題になればなるほど、購買意欲も高まる。だが、あくまでもハッピーセットは子ども向けに販売されている商品だ。金儲けで大人が味を占めては子どもに示しがつかない。人気に便乗する前に一度冷静になって考えてみてはいかがなものだろうか。
