3つ目のG1タイトル奪取へ準備万全のエンブロイダリー

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 「ヴィクトリアM・G1」(17日、東京)

 桜花賞秋華賞を制した昨年の2冠牝馬エンブロイダリーが3つ目の勲章を獲りにきた。前哨戦の阪神牝馬Sでは、同世代のカムニャックを振り切って勝利。森一師は「前走を逃げたのは枠順の関係ですね。想定した範囲内の競馬でした。道中で気負う感じもなく、息もしっかり入って、最後の脚もしっかりしていて強い内容だった」と、満足げに振り返る。

 前走後は2週間の短期放牧。レース2週間前に美浦トレセンへ戻ってきた。「使ってのダメージもあったけど、いい感じで帰ってきてくれました。香港で大きく負けた後で半信半疑だったけど、(前走は)強かった。古馬になって体つきがひと回り大きくなり、体幹も強くなった」

 1週前は水曜に軽く坂路を駆け上がり、翌日に美浦Wで併せ馬。1馬身先行させたダノンクラウディア(3歳未勝利)を直線に入った瞬間、一気に抜き去った。最後までしっかり負荷をかけ、ラスト2Fは11秒1−11秒1。「前走が逃げる形になったので、折り合えるかの確認。前半で少し力むところがあったけど、マイルを使う上でいい推進力があった。3、4コーナーの抜け出す時の脚がすごく、最後の2Fも時計的にいい感じ」と笑みを浮かべた。

 東京マイルは重賞初制覇を飾った舞台。指揮官は「クイーンCが強い競馬でした。前でも後ろでも大丈夫ですし、舞台は適しています」と自信ありげな口ぶり。マイル女王の座へ視界は良好だ。

 〈1週前診断〉美浦Wで6F83秒8−11秒1(直一)。前を走る僚馬を目標に進み、残り1F手前では脚力の違いで早々と前へ。鞍上のゴーサインに反応すると、一気に伸びて4馬身先着。鋭い動きは前走以上だ。