「ばけばけ」に合わせ開始の松江市シェアサイクル「ラフチャリ。」好調…「隠れた街の魅力探して」
松江市は、電動アシスト自転車を貸し出す公共シェアサイクル「ラフチャリ。」を始めた。
複数の観光名所を巡る「周遊型観光」の促進などが目的で、利用回数はスタートから計3000回を超えて目標を大きく上回った。観光客や市民の気軽な移動手段として浸透しつつある。(北瀬太一)
2025年度の松江城天守の国宝指定10周年や、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」放送に合わせて、25年11月にサービスを開始。誰もが楽に「ラフ」に乗れることや、松江ゆかりの作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の名前にちなんで「ラフチャリ。」と名付けた。市の委託を受けた山陰パナソニック(出雲市)が運営する。
一畑電車松江しんじ湖温泉駅やカラコロ工房、JR玉造温泉駅など市内10か所のサイクルポート(駐輪場)に50台を設置。24時間利用でき、好きなサイクルポートに返却できる。予約・貸し出しと返却・料金精算は専用アプリで行う。
出雲市のシェアサイクル「ゆいえん」と連携しており、自転車を持ち込める一畑電車で出雲市に行き、現地のサイクルポートで返却することも可能だ。
「ラフチャリ。」の利用料金は、最初の1時間は220円、以降30分ごとに110円かかり、1日最大2200円。松江しんじ湖温泉駅など松江市内4か所で1日乗車パス(1500円)を販売している。
3月末時点の利用回数は計3183回に上り、目標(2400回)の1・3倍で、1回当たりの平均利用時間は約70分。比較的、好天に恵まれたことが好調だった要因の一つだという。
市観光振興課の担当者は「車では通り過ぎてしまうような場所でも自転車だと、止まってみようかなという気になる。隠れた松江の魅力を探してほしい」と利用を呼びかけている。
