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 ◇セ・リーグ 阪神2―2広島(2026年4月25日 甲子園)

 プロ13年目の阪神・梅野が、25日の広島戦で今季初昇格し、即出場した。9回からマスクをかぶり、同期入団の守護神・岩崎とバッテリー。2死三塁からモンテロに同点打を許し、打っても延長10回1死で遊飛、同12回1死一、二塁のサヨナラ機で見逃し三振と2打数無安打ながら、「再出発かな」と自身の“初陣”に充実感を漂わせた。

 「この1試合をしっかり個人としてもスタートできた。まずはまた次、勝利を取って、みんなで喜べるように。また明日からいい準備をして頑張りたい」

 虎党の誰もが、この瞬間を待っていた。8回、坂本に代打・前川が送られた直後にベンチ前でプロテクターを付けてキャッチボールを開始。2―1と1点を勝ち越して迎えた9回。出番を告げるアナウンスが鳴り響くと、甲子園を大歓声が支配した。超満員のファンによる応援歌の声量もケタ違いで「本当にありがたいし、感謝しかない。選手として、この舞台で戦えるというのは幸せ。結果で恩返しができるように」と笑顔で振り返った。

 ドリス、モレッタ、工藤を好リードし、勝ち越し点は許さなかった。「追い越されなかったし、負けなかった。バッテリーで粘り強くやる」。幾多の修羅場をくくり抜けてきた34歳が、ようやく戦場へと帰ってきた。 (八木 勇磨)