FBS福岡放送

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中東情勢の影響が食卓にも及び始めています。北九州の郷土料理「ぬか炊き」も今まさに、値上げを迫られる事態となっています。

■吉原美樹記者
「お店には、イワシやサバのおいしそうなぬか炊きが並んでいます。ただ、20~50円、5月から値上げすると書かれています。」

北九州市民の台所、旦過市場にある、ぬか炊きの専門店です。

イワシとサバのぬか炊きは、市民だけでなく観光客のお土産としても人気ですが、今、商品を値上げせざるを得ない状況になっているといいます。

何が起こっているのでしょうか。本社の工場を訪ねました。

■ぬかみそだき ふじた・藤田浩三 社長
「パッケージをするための真空袋や、スーパーで販売する時に使うトレー。これがやっぱり値が上がっています。石油製品に関連するものですから。」

工場で作ったぬか炊きを包装する際に欠かせないトレーや袋、ラップなどの仕入れ価格が2割ほど上がっているといいます。

原料となる原油由来の「ナフサ」の価格が、中東情勢の緊迫化で急激に上昇していることが原因です。

さらに、頭を悩ませているのが。

■藤田社長
「これは、サバのぬかみそだきです。」
Q.サバの価格はどうですか?
「価格は、うなぎのぼり。かなり高騰していますね。」

7時間かけて骨まで柔らかく煮込んだ、看板商品のサバのぬか炊き。脂がたっぷりのったノルウェー産のサバを使っています。

このサバの仕入れ価格は去年末、1キロ1100円ほどでしたが、今はおよそ1500円です。

今後はさらに価格が上がり、1800円ほどになると見込まれているといいます。

資源保護のため、ノルウェー産のサバの漁獲枠が去年の半分ほどに減少したことが理由です。

■藤田社長
「私たちはノルウェー産にこだわっていますから、ずっと作り続けていきたいと思っていますね。」

資材だけでなく、材料も高止まりする中、味を守り続けるため数字と向き合い続ける日々です。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年4月17日午後5時すぎ放送