熊本地震の発生から10年です。

熊本地震では、2016年4月14日午後9時26分にマグニチュード6.5の前震、4月16日午前1時25分にマグニチュード7.3の本震が相次いで発生。いずれの地震でも最大震度7の非常に激しい揺れとなり、熊本県を中心に大きな被害が発生しました。


熊本地震の概要

2016年4月14日午後9時26分発生 マグニチュード6.5

熊本地震では、2016年4月14日午後9時26分にマグニチュード6.5の前震、4月16日午前1時25分にマグニチュード7.3の本震が相次いで発生。いずれの地震でも最大震度7の非常に激しい揺れとなり、大きな被害が発生しました。

熊本地震では、強い揺れが短期間のうちに繰り返し発生したことで、被災地では建物被害だけでなく、避難生活の長期化や、その後の生活再建にも大きな影響を及ぼしました。

この熊本地震を、ひとつの節目として捉えたとき、その前後でどのような地震が発生していたのか?
次項では、熊本地震の前後10年に発生した大きな地震を振り返ります。

2016年4月16日午前1時25分発生 マグニチュード7.3


熊本地震以前の10年に起きた大きな地震(震度6弱以上)

熊本地震が起きる前の10年では、2007年にいずれも北陸地方を襲った、能登半島沖地震、新潟県中越沖地震が発生し、2008年には岩手・宮城内陸地震が発生。いずれも震度6強という非常に大きな揺れを伴う地震となりました。このように、いくつかの大きな地震が発生していますが、多くの人の記憶に最も強く残っているのは、やはり2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)ではないでしょうか。

東日本大震災では、青森県から静岡県にまでわたり、極めて広範囲で震度5以上の揺れを観測したほか、主に太平洋側沿岸を襲った巨大津波により、多くの尊い命が犠牲になりました。また原発問題など、長期にわたる影響が日本社会全体に極めて大きな影響を及ぼしました。
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データ元:気象庁「震度データベース検索」
https://www.data.jma.go.jp/eqdb/data/shindo/

データ元:気象庁「震度データベース検索」


熊本地震以降の10年に起きた大きな地震(震度6弱以上)

熊本地震以降の10年では、全道がブラックアウトした2018年の北海道胆振東部地震や、年明け早々震度7の揺れに見舞われた2024年の能登半島地震、そして当の熊本地震も含めると、異なる3つの地域で震度7の地震が発生しています。また前後の10年を比較すると、震度6弱以上の地震は熊本地震”後”の10年で、特に西日本で回数が多くなっていることもわかります。
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データ元:気象庁「震度データベース検索」
https://www.data.jma.go.jp/eqdb/data/shindo/

データ元:気象庁「震度データベース検索」


熊本地震を契機に変わった「余震」

この熊本地震を契機に変わったことがあります。それは「余震」という言葉の使い方です。

熊本地震では、最初のM6.5の地震の後、その2日後にM7.3のさらに大きな地震が襲いました。一般的に余震というと、それより前に発生するいわゆる「本震」よりは小さいもの、というイメージを持つ方が多いでしょう。熊本地震では、そのイメージに反する流れで地震が起きてしまったことを受け、以降の地震では「余震」という言葉を、防災上の呼びかけにおいては使わないようになりました。


まとめ

熊本地震前後10年の地震を振り返ってみると、日本各地で、ほぼ毎年のように大きな地震が観測されてきたことが分かります。
地震は、揺れた瞬間だけで終わる災害ではありません。その後に続く「余震」への警戒や、雨や気温といった気象条件が、その後の暮らしに影響を及ぼします。
地震の発生そのものを防ぐことはできませんが、過去の地震を振り返ることは、次の地震に備えるための土台でもあるのです。熊本地震から10年を迎えた今、改めて自身の防災意識を振り返ってみましょう。