中野麟太朗が、首位と1打差の2位で最終日を迎える(撮影:米山聡明)

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<東建ホームメイトカップ 3日目◇11日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7090ヤード・パー71>悪天候の影響で大会2日目は中止となった。大雨が降りしきるなか、中野麟太朗はコースに足を運び、練習を続けていた。「雨の中やりすぎちゃって」。無理がたたったのか、喉の痛みと倦怠感を抱えたままのプレーとなったが、「66」をマークして、首位と1打差の2位に浮上した。

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「ボギーを打っても仕方がない」。そう割り切って第2ラウンドをスタートさせた。体調不良に加え、強風が吹くコンディションのなかだったが、「すごく冷静な18ホール」を演じた。12番でボギーが先行したが、15番からの連続バーディで流れを引き戻す。後半に入ると「ここから入るイメージがついた」と、3番から3連続バーディを奪い波に乗った。「パターがたくさん入りました」とこの日は、驚異の24パット。雨でぬかるんだフェアウェイが中野の高い弾道をしっかりと受け止め、ラフにこぼれる場面はほとんどなかった。フェアウェイキープ率85.714%は、この日の全体1位だ。2024年大会ではアマチュアとして出場。初日にコースレコードの「61」を叩き出したのは記憶に新しい。ただ、今年は「怖いもの知らず」で攻めた当時とは違う。2アンダーの23位タイから出た第2ラウンドは、体調不良もあり予選落ちも脳裏をよぎった。それでも一気にリーダーボードを駆け上がり、「立ち直る力」がついたことを実感している。下部のACNツアー開幕戦「Novil Cup」では予選落ち。「ズルズル落ちて行って嫌だった。そこで踏ん切りをつけられた」。悪い流れを断ち切り、次戦で結果を出す。それも立ち直る力の一端だ。早大2年だった23年には、プレーオフの末に『日本アマ』を制覇。しかし、その後は大きなタイトルから遠ざかっている。「何がダメだったのか分からない」。優勝への突破口について明確な答えは持ち合わせていない。それでも「自分がやってきた準備をそのまま出していく」と、やるべきことは変わらない。昨年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」から数えて、レギュラーツアーではプロ4戦目。自身初の最終日最終組で、アマチュア時代に培った経験をぶつける。(文・齊藤啓介)■1999年(JGTO発足後)以降プロ転向(ツアーメンバー登録)後の最短ツアー初優勝記録・趙炳旻(1試合目)2016年「関西オープン」※プロ転向は2009年・松山英樹(2試合目)2013年「つるやオープン」・金谷拓実(3試合目)2020年「ダンロップフェニックス」・片岡尚之(4試合目)2021年「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」・I・J・ジャン(5試合目)2005年「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」※プロ転向は1998年・薗田峻輔(5試合目)2010年「ミズノオープンよみうりクラシック」・藤本佳則(5試合目)2012年「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」
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