「U−170女子バレー」に注目集まる…「諦めていた人も続けられる」
「個人のテクニック引き立つ」
身長制限を設けて昨秋、鳥取県日南町で初めて開かれた「U―170 女子バレーボール大会」が先月、3回目を迎えた。
6月に松江市、10月には同町での開催も決定。新たな試みが注目を集め、県外から視察や主催者への問い合わせが相次いでいる。(安恒勇気)
6人制で、ルールやコートの広さは一般と同じ。一方、出場選手はリベロを除き、原則1メートル70未満の身長制限がある。ネットの高さは、女子の一般で使われる2・24メートルより9センチ低く、中学生と同じ2・15メートルにしている。
主催する「にちなんスポーツクラブ」(日南町)の職員・藤井健さん(35)が発案。身長1メートル68でリベロを務めた元選手で、「身長で諦めてしまうような人も、生涯続けられる機会を」と企画した。
昨年11月には第1回を日南町で開催し、8チームが参加。今年2月には広島県東広島市で第2回を開いた。
第3回大会は日南町体育館で3月20日にあり、鳥取、島根両県の8チームが参加。1セット制で予選はリーグ戦、決勝はトーナメントで競い合った。
優勝は松江市の「Libera」。セッターの伊達萌々子さん(25)は「ネットが高いと、どうしても高身長の選手に球が集まり、大味な試合になる。この大会は飛び抜けた身長の人がおらず、個人のテクニックがより引き立つので、やりがいがある」と喜ぶ。
藤井さんは大会の様子などをインスタグラムで発信。それを広島県の大学関係者らが見たことが、第2回開催のきっかけになった。
第3回大会を福岡、鹿児島両県のバレーボールチーム関係者が視察。インスタグラムのダイレクトメールを寄せた、大阪と京都でバレー大会を主催する団体とは、近畿での大会開催に向けて協議を続けている。
6月に松江市東出雲町で島根大会、10月には日南町で2日にわたり中国大会を開催する。藤井さんは「大会の継続と魅力発信を続け、全国的に機運が高まれば」と話している。
