「豊臣兄弟」脚本と逆 秀吉が寧々に耳かき!浜辺美波語る裏側“夫”池松壮亮「尊敬」日々学び 共演2回目
◇「豊臣兄弟!」寧々役・浜辺美波インタビュー(下)
女優の浜辺美波(25)が放送中の「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)でNHK大河ドラマ初出演。豊臣秀吉(池松壮亮)の正妻・寧々役を好演している。2011年の女優デビューから15年、数々の作品を彩ってきた浜辺の新たな挑戦。撮影の舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
俳優の仲野太賀が主演を務め、NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。
負けず嫌いの性格で、夫とともに出世街道を駆け抜ける寧々。秀吉が関白に就任した後は「北政所」と称される。
池松との共演は映画「シン・仮面ライダー」(2023年公開)以来2回目。発声の仕方や天下が潜む目の奥の輝きなど、藤吉郎ならではのエネルギッシュさを体現しているのはもちろん「このシーンはこういう動き方を採り入れた方が面白くなるとか、ドラマ全体の流れも考えて、高い熱量と広い視野でご提案されている姿を間近に拝見して、作品や現場への向き合い方が本当に素晴らしいなと。日々学びを得ていて、あらためて尊敬している次第です」と信頼と感謝を語った。
例えば第10回「信長上洛」(3月15日)、藤吉郎が寧々の耳かきをするシーン。台本上は従来の夫婦描写の通り、寧々が藤吉郎の耳かきをする設定だったが「池松さんと(第10回演出の)渡辺哲也監督のアイデアで、逆の方が新鮮でいいんじゃないかと。私が寝転がることになりました。映像を見ると本当にそう感じましたし、2人の関係性もよく表していて。仲睦まじい様子を見せることもできて、よかったなと思います」と振り返る。
第13回「疑惑の花嫁」(4月5日)は、小一郎が慶(吉岡里帆)の亡き前夫の仇だと判明。寧々と藤吉郎は心配して屋敷に乗り込んだが「池松さんがヒントを下さることが結構ありまして。このシーンも“勢いよく、コミカルに行きたいよね。それでいて夫婦で初めて一緒に戦う場面だからね”とお芝居の方向性を調整してくださって、夫婦漫才のようなやり取りに挑みました。私も寧々の“(慶との対峙が)私は少し楽しゅうございました。初めて御前様と二人で戦った気が致します。負け戦でしたけど”という台詞が大好きで、寧々は表情以上にうれしかったんだと思います。秀吉さんと同じ方向を向いて物事に取り組むことができて、それは寧々の中に強く残り続ける思い出になるんじゃないか、と。意外と些細なシーンかもしれませんが、こういう積み重ねが夫婦の絆を生むんだと実感しました」と明かした。
兄弟でも命を奪い合う戦国の世とあり、豊臣兄弟の信頼関係はなお尊い。藤吉郎の女遊びにはヤキモチを焼く寧々だが「小一郎さんとの絆には寧々でも割って入れないものがありますし、心から2人を応援しています。小一郎さんは私の中で既に殿堂入りしている別格の存在なので、2人がいくら仲良しでも嫉妬の対象からは外されています」と笑いを誘った。
藤吉郎は今後、近江・長浜城主へ。寧々も“戦国のファーストレディー”へと歩みを進めるが「後々に続くような貫禄も徐々に身につけていけたらと思います」。寧々の“政治的な活躍”も期待したい。
=インタビュー終わり=
