スポニチ

写真拡大

 社会人野球のサムティは12日に都市対抗野球大会兵庫1次予選の初戦となるアスミビルダーズ戦(高砂)に臨む。創部2年目を迎えたチームにとって、都市対抗は初挑戦となる今大会。昨年から主将を務める田島佑樹捕手(23)が意気込みを明かした。

 「チーム全体として、やるしかないという気持ちになっています。去年は都市対抗ではなく、日本選手権からのスタートでしたので、このチームにとって初めての都市対抗予選になります。チームとしては勝つしかないと思っていて、そのための取り組みをずっとやってきました。全体的に年齢も若いですので、とにかく泥臭くではないですが、一球に対して必死に取り組んで、守り勝つ野球をやっていきたい」

 今季は新人選手5名が加入。尾仲祐哉、曽根海成のNPB経験者をのぞくと、残り21人が2年目という若さあふれるチームだ。兵庫県三木市を活動拠点とし、バッテリーを中心に守り勝つ野球が信条。オリックス、DeNAで選手、コーチとして経験豊富な小川博文監督(59)が指揮を執る。初の2大大会出場となった昨秋の日本選手権近畿地区最終予選では島津製作所に加え、強豪・日本新薬にも競り勝ち、社会人野球ファンを沸かせた。

 「島津製作所さん、日本新薬さんとの試合はいずれも苦しかったですが、その中で勝ち切れたのは自信になりました。一方で、日本製鉄瀬戸内さんに負けたあと、連戦の敗者復活戦で気持ちの切り替えであったり、体力的な部分が課題として残ったと感じています」

 田島自身も不動の正捕手として、全4試合でマスクを被り続けた。勝利した2試合は一度も1イニングで複数失点を許さなかったが、逆に敗れた2試合は複数失点のイニングをつくってしまった。「ピンチがあったとしても最少失点で切り抜ければ、守りからリズムをつくることができる」。昨季の悔しい経験を生かすべく、シーズンオフからは従来以上にブルペンでの細かい状況設定を徹底。常に実戦を想定し、投手の状態が悪い中でもどのような修正を施していくかという意思確認も密にかわした。

 「自分たちはどこと当たってもチャレンジャーとして戦いたい。サムティの看板も背負っていますので、繰り返しになりますが、泥臭い野球をファンの方々にも見ていただき、サムティの名を広めたいと思います」

 予選前、最後の試合となった龍谷大とのオープン戦では中盤以降に打線がつながり、逆転勝ちした。チームとして確かな手応えをつかんだ中で迎える初戦。「新風・新化・新鋭〜歴史を刻め〜」のスローガンを体現し、都市対抗予選初勝利を目指す。