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“庶民の魚”とも言われるサバですが、国産だけでなく、輸入のサバも値段が高騰しています。一方、サバとは対照的に、今年は異例の豊漁となり、今お得な魚もあります。

■サバ高騰「上がるスパンがすごく短かった」

濃厚なのにどこかホッとするランチタイムの定番メニュー。

「ここの味噌煮は好きなのでしみます」

働く人たちの体と心にしみいるのが、都内の和食料理店の看板メニュー「サバの味噌煮定食(1000円)」です。この店では、脂がたっぷりのったノルウェー産のサバを使用しています。

お客さん
「骨ホロホロですね。おいしいおいしい」
「いつもおいしくてパクパクとご飯もペロッと食べちゃう」

輸入の半数以上を占めるほど日本でもおなじみのノルウェーサバ。その仕入価格は…

季節料理根本 根本勝義店主
「約3年前(110キロ)8500円、約2か月前に1万2000円。8500円から1万2000円に上がるスパンがすごく短かった。利益率がただただ減っている」

今年に入って急に価格が高騰。それでもメニューの価格は1000円に据え置いています。

ノルウェー産“漁獲枠半分” 国産も不漁

しかし、その価格を今後大きく左右するかもしれないできごとが起きました。

資源保護のため今年、ノルウェー産のサバの漁獲枠が去年の半分ほどに減少。国内の水産会社などによりますと、“サバの争奪戦”が起きているというのです。

影響は、町の鮮魚店にも及んでいます。近隣の保育園給食用にノルウェー産のサバをさばき、配達を続けてきたという店では…

魚辰 大武浩店主
ノルウェー産も今年に入って2割くらい上がって、ノルウェー政府の漁獲規制で」

ノルウェー産の冷凍サバの輸入価格は、去年は1キロでおよそ437円でしたが、今年2月にはおよそ765円に上がっています。

子どもたちにも人気だというサバ。喜んで食べてくれるという手紙をもらっているだけに…

魚辰 大武浩店主
「上がったからといって売価にのせると、そこまではね。子どもの食べるものだから申し訳ないし。もうけの幅は小さくなっているのが現実」

ならば頼みの綱、国産のサバも…

「高くなった」

魚辰 大武浩店主
「昔は1匹500円くらいで買えていた」

近年不漁が続き、価格は高止まりしています。

■漁師「ずーっとイワシだらけ」

サバが庶民の魚から今や高級魚になりつつある一方で今、店主イチオシの魚がイワシです。

買い物客
「90円だったら安いんじゃないの。家族で食べるならね」

まるまる太って脂も十分だというイワシが90円。

買い物客
「(前は)イワシって200円くらいした」


「そういうときもあるよ!」

買い物客
「(家族)3人だから2匹ずつ。あまり買うと『またイワシ?』と(家族から)言われるの」

特に今年は、日本海側で豊漁が続いているということです。

魚辰 大武浩店主
ホタルイカの網を入れられないほど、イワシが大量に押し寄せている(と仕入れ先から聞いた)。かば焼きにしたり、フライ、天ぷら、なめろう」

石川県能登のイワシ漁。9日は網いっぱいの大量のイワシが何度も水揚げされていました。

漁師
「(9日も)すごい豊漁でした。ずーっとイワシだらけ。初めてでビックリしています。脂がのっていておいしくて、みなさん食べてくれたらうれしい」

サバが高値となる中、イワシが食卓の強い味方となっています。