この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が、YouTubeチャンネル「元警視庁刑事・小比類巻文隆【最後の取調室】」にて、「【阿部慎之助監督・逮捕&辞任】元刑事が解説「結論はNO!」民事不介入の境界線。虐待事案の闇と実情」と題した動画を公開した。動画では、娘への暴力で逮捕された阿部監督の事件を題材に、家庭内トラブルにおける民事不介入の境界線や、警察が逮捕に踏み切る基準について解説している。

小比類巻氏はまず、今回の事件がいわゆる親子喧嘩であり、警察は介入すべきではなかったのではないかという意見に対し、「結論からいうと答えはNO」と断言する。家庭内で起きている暴力は民事ではなく刑事事件であると定義し、警察は離婚や債務不履行などの民事事件には介入しないが、DVなどの「人身安全関連事案」には積極的に介入すると説明した。現代の実務において、家庭内のトラブルこそ重大化する危険性が高いと認識されているという。

さらに、小比類巻氏は「本当に逮捕しなければならなかったのか」という点に言及する。警察は事務仕事の負担から不必要な逮捕を嫌う傾向があるとした上で、日常的な一過性の喧嘩であれば、双方が冷静になり事態が収束していれば逮捕には至らないと語る。しかし、今回は逮捕に踏み切っていることから「真逆の事態が起きていた」と推測。警察が到着しても当事者が興奮状態であったり、「家庭内の問題だから帰れ」と警察を追い返そうとしたりするなど、客観的な状況把握が困難な危険なサインがあった可能性を指摘した。

また、児童相談所からの通報が絡むようなDV事件の典型的なパターンにおいて、警察は絶対に引き下がることがないと強調。当事者を引き離して別々に話を聞くことが鉄則であるにもかかわらず、それができない状況では、警察が帰ったあとに事態が再燃する恐れがあるため、逮捕という手段をとらざるを得ない背景を明かした。

最後に小比類巻氏は、本件が逮捕後すぐに釈放されている点について、逃亡や証拠隠滅の恐れがないためだと分析。逮捕はあくまで当事者の間に冷却期間を置くための法的な手段であった可能性が高いと結論付け、複雑な家庭内トラブルに立ち向かう警察のリアルな実状を浮き彫りにした。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993〜2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。