今季加入した稲村。FC東京U-15深川時代は副キャプテンも務めていた。写真:滝川敏之

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[J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第9節]FC東京 0(2PK4)0 町田/4月5日/味の素スタジアム

 J1百年構想リーグ地域リーグラウンドのEASTで2位につけているFC東京は4月5日、同3位のFC町田ゼルビアとホームで対戦。両チーム決め手を欠き、0−0で突入したPK戦に2−4で敗れた。

 前日に首位の鹿島アントラーズが水戸ホーリーホックにPK戦(1−1、2PK4)で敗れていたため、FC東京が勝点差を縮める「今日が一番のチャンスだった」(松橋力蔵監督)。

 決定機こそ多くはなかったが、5分には遠藤渓太、22分にはマルセロ・ヒアンがシュートを放ち、61分には佐藤恵允のヘディングがクロスバーに嫌われるなど、決まってもおかしくないシーンもあった。

 一方で、後半は町田に攻め込まれる場面も増え、終盤は防戦が続いたものの、粘り強い守備で無失点に抑えた。

 勝点3こそ手にできなかったが、守備面の向上はひとつの収穫だろう。

 FC東京は開幕から4試合連続で失点していたものの、今節の町田戦を含めて直近3試合はいずれもクリーンシート。町田戦でフル出場したCB稲村隼翔は以下のように言及した。

「失点しなければ(90分で)負けることはないので、それが今体現できている。今後も続けていきたい」
 
 今季からともにプレーする、稲村と、アレクサンダー・ショルツのCBはフィード能力にも長け、試合を重ねるごとにコンビネーションを高めている。

「ショルツとはそんなに話し合っているわけじゃないですけど、お互いやり合っています。『俺はこれぐらいいけるよ』っていうのをショルツからいつも見せられているし、俺もできるよって見せている」

 町田戦では稲村のサイドが相手に警戒され、上手く前進できない場面も少なくなかったが、逆サイドで補完するプレーも見せていた。

「自分のサイドは消されてるなって思っていたので、なるべくショルツに運んでもらおうと。右から良い形で何回か進めていたんで、それは良かったかなと思います」

 町田戦では得点につながらなかったが、守備だけでなく、攻撃の起点にもなるFC東京のCBコンビに注目だ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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