85分からピッチに立った浅田。最前線で奮闘した。写真:永島裕基

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[J1百年構想リーグEAST第9節]柏 3−0 横浜FM/4月5日/三協フロンテア柏スタジアム

 柏レイソル戦でのリーグ戦の出場は、実に約10か月ぶりだった。

 当時のクラブ最年少となる「17歳16日」で横浜F・マリノスとプロ契約した浅田大翔だったが、プロ1年目の昨季、リーグ戦に出場したのは6月15日の20節・アルビレックス新潟戦での1分のみ。U−17日本代表としてワールドカップなどに出場していた時期もあるとはいえ、試合に絡めず「悔しさがあった」。

 それでも「腐らず頑張ってきた」。18歳になった今季は、プレシーズンのキャンプで左膝を負傷し出遅れたが、ようやく掴んだチャンスだった。

「自分が(流れを)変える」

 浅田はそう意気込んで、85分からピッチに立った。
 
 試合は横浜FMの苦しい展開だった。開始12分にジェイソン・キニョーネスが一発レッドで退場となり、早い段階から数的不利に。18分には先制点を奪われ、その後は押し込まれる展開が続いた。後半も柏のペースで進み、80分にオウンゴールで失点。その2分後にも得点を許した。

 ひとり少なく、3点を追いかけるなかで出番が回ってきた浅田にとっては、自分の特長を発揮しづらい状況だっただろう。それでも「ファーストアクションを起こす」という求められた役割をこなすべく、最前線で積極的にボールを呼び込み、果敢に仕掛けたが、ゴールには繋げられなかった。

「出られたのは良かったですけど、チームが苦しい状況のなかで、もっと流れを変えられる選手にならないとダメ」

 そう振り返った浅田は、「今日はひとり少ない苦しい状況でしたけど、まだまだ自分にやれることはたくさんあると思う。しっかり振り返って次に繋げたい」と前を向く。

 今節の3日前には、横浜FMユース所属の三井寺眞が、浅田の記録を塗り替えるクラブ史上最年少の「16歳0日」でトップチームとプロ契約を交わした。それに「刺激を受けている」という浅田は「プロの世界で年齢は関係ない。上の人たちからポジションを奪い取って活躍したい」と述べる。

 柏戦では大きなインパクトを残せなかったが、着実に一歩前に進んだ浅田。「一日一日、練習からこだわってやっていきたい」と誓った背番号46の、さらなる飛躍に期待したい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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