ESSEonlineに掲載された記事のなかから、4月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!

年齢を感じさせない美と健やかさをキープする、美容家で実業家・君島十和子さん。58歳になった現在もその輝きは衰えず、第一線で活躍されています。今回は君島さんの前向きな思考と美しさの秘訣はなにか、その秘密を探ります。

※ 記事の初出は2025年4月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

58歳・君島十和子さんの体も心も健やかに保つ秘訣

――40歳を過ぎた頃から「腸活」を軸にした生活に変えたと伺いました。暮らしを変えてみてご自身の実感としてはいかがですか?

君島十和子さん(以下、君島):脳のきり替えが早くなり、メンタルも安定したように感じます。自分は鋼のメンタルだと思っていましたが、年齢を重ねると「もうダメかも…」なんて弱音を吐きたくなることも増えました。

たとえば、子どもの受験やピアノの発表会のときなど、「こうすればいいのに」「なんでやらないの?」と自分のことではないからこそドキドキしたり、いらだちを感じたりすることがありました。しかし、腸活を始めてからは、悶々とイライラすることや、過ぎてしまったことに長く囚(とら)われることがなくなったように感じます。

――腸活が生活の一部になったことで、メンタル面でも変化があったということでしょうか。

君島:新刊『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』(医師・小林暁子先生が監修)でも触れていますが、メンタルと腸には密接な関係があって、腸内環境が整うと体調はもちろん、心の健康状態もよくなると言われています。年齢を重ねるとどうしても体力は落ちますが、それは仕方がないこと。だから、軽やかに動けるようにするためには、体の負荷を減らすことが必要なんです。

それに、「腸活」を実践していると思うだけでも、少し自信がもてる気がしますよね。がんばれない自分を責めずに、あと押しをしてくれる。「腸内環境が悪いから集中できないのは当然。じゃあいったんやめて、腸にいい食事をとろう」といった風に考えられるようになりました。

冷蔵庫には多いときで5種類のヨーグルトが!

――腸が整っているからメンタルが整う、逆も然りということですね。では、君島さんはどのようなことを取り入れられていますか?

君島:発酵食品など、腸にいい食材を積極的にとっています。よく「ヨーグルトを食べるといい」と言われますが、腸について解説している本や専門家との話を通じて、ヨーグルト単体よりも、善玉菌のえさとなり、増やしてくれる食物繊維やオリゴ糖と一緒に食べるとより効果的だということを知りました。

20代の頃から毎日ヨーグルトを食べていましたが、それを知ってからは組み合わせにも気を配るようになりました。私のおすすめは食物繊維とオリゴ糖が両方入っている「きな粉」を入れること。あとは、ずっと同じものばかりを食べていると同じ菌しか入ってこないので、できればいろいろなものを食べる方がいいですよ。

――そうなんですね。君島さんも毎回ヨーグルトを変えられるのですか?

君島:1日1回は食べるようにしていて、多いときは冷蔵庫に5種類くらい入っていますね。味や種類もさまざま。最近はベースが豆乳だったりするものなど、いろいろと試しつつ、地方に行ったときに地元メーカーのヨーグルトを買うのが大好きです。

夫婦は互いの鏡。長く一緒にいるからこそ「ありがとう」を言葉にする

――著書には旦那さんも登場されていますよね。ご夫婦で同じお仕事もされていて、一緒にいる時間も多いかと思いますが、夫婦円満の秘訣を教えてください。

君島:お互いに「鏡のような存在」だと思うようにしています。たとえば「その言い方いやだな」と思った場合、その発言を誘発するような態度をこちらが取っていたかもしれません。同じ内容を伝えるにしても、言い方によってうまくもまずくもなるというか…。球の投げ方によって向こうから来るものも変わると思うんです。

また、長く一緒にいると「ありがとう」を言わなくなりがちなので、意識的に感謝の言葉を伝えるようにしています。夫は、私が洗濯物を干しただけでも「ありがとう」と言ってくれる。だから、私もなにかしてもらったときにはお礼を言えるし、そういう夫の姿を見て自分を変えることができているのかなぁ、と思います。

学びがあった40〜50代。おかげで世界も広がった!

――58歳になった今も精力的にさまざまなことにチャレンジされていますよね。ご自身の40〜50代を振り返ってみるといかがでしたか?

君島:40代、50代になって、こんなに本を出版させていただけるなんて思っていなかったですし、SNSに真剣に取り組んだのも50代になってから。今ではSNSによって自分の世界がすごく広がって、まるで新しい第三の世界が生まれたような感覚になっています。それは40代の私には知らなかった世界。想像以上に楽しいし、さまざまな学びがあると感じています。

――では、これから先の60代、70代…と、どのように年齢を重ねたいですか?

君島:この10年くらい、美容業界だけでなく、世の中の常識や非常識がものすごいスピードで変わっていますよね。今までは「美しい」というのが価値だったかもしれませんが、あと10年後にはなにが価値になるのかはわからない。だからこそ、世の中の動きや流れを敏感にキャッチできる自分でありたいです。

情報を発信するためには、新しいものをみずみずしくキャッチし、試して、いいものは「いい」と発信できるような自分でありたい。フレッシュに物事をとらえ、おもしろく楽しく伝えることができればと思います。

「十和子という名前はプラスにプラスという意味。だから、ポジティブシンキングしかないんですよね」と笑顔で話してくれた君島十和子さん。穏やかで前向きなメンタルこそが、美しく生きるための最高の美容法なのかもしれません。

『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』(主婦の友社刊)では、君島さんによる、おいしい「腸活レシピ」を多数掲載。ほかにも、愛用している腸活食材や調味料など、腸活の効果を上げる生活習慣も公開した一冊となっています。ぜひチェックしてみてくださいね。

※ 衣装クレジット:白トップス\29700(ツル バイ マリコ オイカワ)、アクセサリー:ご本人私物、ほかすべてスタイリスト私物