@AUTOCAR

写真拡大 (全2枚)

米国車としても最速に

フォードのサーキット専用車『GT Mk IV』が、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで6分15秒977のラップタイムを記録し、同サーキットにおけるガソリン車最速記録を更新した。

【画像】「米国車最速」となったマッドなレーシングカー【フォードGT Mk IVを標準モデルと比較する】 全25枚

これにより、EVのフォルクスワーゲンID.R(6分5.336秒)とポルシェ919ハイブリッド・エボ(5分19.546秒)に次ぐ、ニュルブルクリンクで3番目に速いクルマとなった。ただし、寒冷な天候のため最高速度が制限されていたことから、GT Mk IVにはさらに速いタイムを記録する可能性が残されている。


ニュルブルクリンクを走るフォードGT Mk IV    フォード

今回の記録更新により、フォードはニュルブルクリンク最速の米国メーカーという地位を奪還したことになる。昨年6月にシボレー・コルベットZR1Xが記録した6分49秒275のラップタイムを上回ったのだ。なお、フォードがレーシングドライバーのフレデリック・ヴェルヴィッシュ氏を起用したのに対し、コルベットを運転したのは開発エンジニアのドリュー・カテル氏であった点には留意すべきだ。

ヴェルヴィッシュ氏は、「ニュルブルクリンクでフォードGT Mk IVを走らせるのは、他に類を見ない体験です。このクルマはまさに武器であり、ドライバーの意志を忠実に反映する存在です」と語った。

なお、公道走行可能なクルマのニュルブルクリンク最速記録は、依然としてメルセデスAMGワン(6分29秒090)が保持している。

現行GTの究極形態

現行世代GTの最終モデルであるMk IVは、サーキット専用に開発され、67台限定生産となっている(先代モデルが1967年のル・マン24時間レースで優勝したことに由来する)。

最高出力は市販GTの660psから800psに向上し、特別に開発されたシーケンシャルトランスミッションを介して後輪に伝達される。また、フォード・マスタングGT3やGTDの開発にも携わったマルチマティック社製のアダプティブサスペンションも搭載されている。