ドアの前には“水道局員”を名乗る男、「水が出るか確認させて」と家に入ってこようとするが…?【書評】

【漫画】本編を読む
たとえ自宅にいても、“恐怖の影”は自ら忍び寄ってくるもの。ましてや子どもだけしかいないと分かれば、格好の標的にされかねない。
人気イラストレーター・しばたまさんが手がける『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』は、フォロワーから寄せられた体験談を漫画化した作品。その中には、留守番中に起きたゾッとするエピソードも収録されている。
これは、体験談を寄せた女性が中学生だった頃の出来事。彼女の両親は共働きで、その日は3歳上の姉とふたりで留守番をしていた。すると水道局員を名乗る男性がインターホンを鳴らし、「水が出るか確認するために上がらせてもらいます」と告げて家に入ろうとする。
のちに母親が水道局に問い合わせたところ、「家庭に訪問なんて実施していない」という回答があったという。つまり彼女の自宅を訪れた男性は、水道局員ではなかった可能性が高い。もしあの時、家に入らせていたら、一体どうなっていたのだろうか。
放射能検査や電気点検など、作業員を装う手口は今もなお後を絶たない。慎重すぎるくらいでちょうどいい。そう痛感させられる、背筋の凍る体験談だ。
文=ハララ書房
